特に注目されているのは、選手たちに対して「マスコットバット」の使用が指示されたことである
2月8日、宮崎のキャンプ地で行われた打撃練習では、従来のバットに加え、各選手が重さ1キログラムのカラフルなマスコットバットを振った
これは昨年まで選手に任せられていたが、今年からは全選手が必須アイテムとして持参することとなる
マスコットバット導入の背景
阿部慎之助監督(45)は「強く振るのが基本」とし、近年の投手の直球の高速化に対応するためにこの新たな試みを行っている重いバットを使用することで選手たちの打撃力を向上させ、強打の攻撃陣を作り上げることを目指している
特に昨年のセ・リーグでは打者の打率が低い傾向にあり、巨人はクライマックスシリーズ(CS)での得点力不足が指摘された
重いバット使用の効果
選手たちは、実際の試合で使用するバットが約900グラム前後であるため、それよりも重い1キログラムのマスコットバットを使って練習することでスイング力を高める練習後、選手たちからは「重いバットを振ることで普通のバットが軽く感じる」との感想が寄せられており、実際に効果を実感している様子が伺える
実践に近い練習法
この日、選手たちは通例では2か所で行うフリー打撃を、打席1か所に絞り、より実戦に近い形での練習を行ったこのような工夫により、選手たちはマスコットバットを使いつつ、高速球に対応する力を磨くことができた
リーダーシップと指導方法
また、阿部監督は「いろんなことをやっていくと思いますよ」とコメントしており、今後も独自の指導方法で選手たちを育てていく意向を示した選手たちの体力と技術向上を図る中で、チーム全体の攻撃力を底上げし、日本一を目指していきたい考えだ
今回のマスコットバットの導入は、巨人が攻撃力を高めるための意欲的な取り組みである。選手たちが普段よりも重いバットを使うことで、スイング力を向上させる狙いが明確であり、今後のシーズンへの期待が高まる。実戦に近い環境での練習も行われており、選手たちの士気も上がっているようだ。
キーワード解説
- マスコットバットとは? マスコットバットは、チームのマスコットキャラクターを模したデザインのバットで、打撃練習に使用するために作られた、通常のバットよりも重いバットである。
- フリー打撃とは? フリー打撃は、野球の練習方法の一つで、選手がピッチャーからの球を自由に打つことができる形式の打撃練習であり、実戦に近い状況での感覚を養うことができる。
- スイング力とは? スイング力は、バッターがバットを持ってボールを打つ際の、振りの力や速さを指す。強いスイング力を持つ選手は、より大きな飛距離を出すことができる。

