巨人・田中将大投手、ブルペンでの変化球試投と今後の課題

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巨人の田中将大投手(36)は、日米通算200勝まであと3勝に迫る中、2月9日に行われた宮崎キャンプ第2クールの最終日でブルペンに入り、今キャンプで初めて変化球を試しました

新たに楽天から加入した田中投手は、久保巡回投手コーチからのマンツーマン指導を受けており、特に縦振りのフォーム改造に取り組んでいます

ノーワインドアップという投球スタイルで、カーブを3球、スプリットを2球投じ、総計43球を投げ込みました

田中投手が変化球を試した理由について、「遊びっす(笑い)」と冗談交じりに語りつつも、「縦振り、縦変化のボールなので、そこを縦に使ってうまく投げられるか」という意図を明かしました

特に、スライダーは横振りになりやすいので、この日の投球には含めませんでした

スプリットに関しては、「何となく感覚だけの部分で投げただけ」と控えめに話す一方、「ストライクゾーンに狙って投げられたので、コントロールはしっかりできているかなと思う」と手応えを感じているようです

しかし、「まだしっかり投げていないので、腕の振りも若干緩い状態」と気を引き締めていました

久保コーチは、田中投手のスプリットについて「得意球だから大したもんですよ

真ん中の低いところにポンと投げられるのはすごい

素晴らしい」とその投球を高く評価しました

田中投手は、10日はキャンプの休日で、11日からの第3クールに向け「次のクールではもう少し強度が上がったボールをしっかりと投げていけることができたらなと思っています」と語り、意欲を見せました

田中将大投手が新たにキャンプで変化球の調整に取り組む姿は、彼の成長を感じさせます。特にノーワインドアップでの球種の使い分けは、今後の投球に大きな影響を与えることでしょう。また、久保コーチからの指導により、球種の精度が上がることに期待が寄せられています。
キーワード解説

  • ブルペンとは?ブルペンは、野球の試合中に先発投手が投球を行う場所で、リリーフ投手が試合に出る前にウォーミングアップを行います。
  • 変化球とは?変化球は、打者の打ちにくさを増すために球種を変えた球であり、カーブやスライダー、スプリットなどがあります。
  • ノーワインドアップとは?ノーワインドアップは、投手が球を投げる際の投球動作の一つで、腕を振り上げずに一連の動作で直接投げるスタイルを指します。

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