オリックス・山下が復帰登板で快投、開幕へ弾みをつける

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◇2軍練習試合 オリックス5―1ソフトバンク(2025年2月15日 SOKKEN)オリックス・バファローズの山下投手が、復帰登板で圧巻のピッチングを見せた

昨年10月31日に「第三腰椎分離症」と診断され、長期間のリハビリを経て臨んだ実戦マウンドでは、2三振を奪い、1回を3者凡退に抑える完璧な内容だった

山下は登板後、力まずに投げられたことや、いいバランスでの投球ができたことを喜び、「空振りも取れた」と手応えを語った

2番手としてマウンドに上がった山下は、3回の表に先頭打者の大友選手を直球で空振り三振に仕留め、続く盛島選手を右邪飛で打ち取った

最後には佐藤航選手に対しカーブで追い込んだ後、高めの直球で再び空振り三振を奪った

この日の投球では最速154キロを計測し、相手の育成選手に対してその力の差を十分に見せつけた

さらに、11日のライブBP(実戦形式の打撃練習)での右手中指の爪が割れるというアクシデントがあったものの、影響は感じさせなかった様子だ

「開幕からいけるように準備するだけ」と前向きな姿勢を見せており、今季5年目の山下選手は自身最速の実戦登板を果たし、開幕ローテーション入りに向けて力強く一歩を踏み出した

今回の山下投手の復帰登板は、チームにとっても喜ばしいニュースであり、特に彼の力強いピッチングはファンに希望を与えた。若い投手が復活する姿は、オリックスのシーズン展望にも明るい影をもたらすものと言える。
キーワード解説

  • 第三腰椎分離症とは?:脊椎の一部である腰椎が分離してしまう病気で、腰の痛みや運動制限を引き起こすことがあります。
  • 3者凡退とは?:ピッチャーが1回の投球で相手チームの3人の打者を連続してアウトにすることを指します。
  • ライブBPとは?:投手が実際の試合に近い形で打者に投球を行う練習方式で、選手の実戦感覚を養うために行います。

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