試合の中盤、3回に楽天の2番手、則本昂大投手(34)が阪神の前川から3ランを浴び、0-4とリードされた
しかし、楽天はその後も粘り強く反撃を重ね、1-4の4回には、1死一、二塁の場面で6番・村林一輝三塁手(27)が右越えの3ランを放ち、同点に追いついた
この本塁打は、これまで行われた対外試合の中でチーム1号となり、村林選手は「感じとしては悪くなかったですが、風が吹いてくれた」と述べた
試合は続き、6回には4-5の状態で代打の阿部寿樹選手(35)が無死二塁からレフトへ同点の適時二塁打を放ち、5-5とした
続く8番・小深田大翔選手(29)が右前に勝ち越しの適時打を放つと、さらに、遊ゴロと三振で2死二塁になったところで、ドラフト1位ルーキーの宗山塁選手(21)が右前に適時三塁打を放ち、7-5とリードを広げた
宗山選手は、5回にも内野安打を放ち、実戦4試合中3試合でマルチ安打を記録しており、これが実戦での初長打となった
彼は「追い込まれてもしっかり強いスイングができた
継続していけるようにやっていきたい」と振り返った
試合の終盤、7回に楽天は2点を返され同点となり、9回には2死三塁の場面を迎えたが、5番・入江大樹選手(22)が三飛に打ち取られ、ゲームセット
三木肇監督(47)は試合後、「実戦でいろいろなことを感じながら進めてほしいと思う
また練習にしっかりつなげてもらいたい」と述べた
金武町での初のオープン戦は引き分けに終わったが、監督は「この金武町でキャンプしているチームとしてオープン戦ができたことは嬉しかった
これをきっかけにいろいろなことが進めばいいなと思います」と語った
今回のオープン戦は、両チームともに多くの得点が見られ、特に楽天は若手選手の活躍が印象的でした。宗山選手の初長打や、村林選手の同点アーチは今後のシーズンに向けての期待を高める要素となります。また、則本選手のピッチングには課題も見られ、次回に向けた改善が必要です。
キーワード解説
- 則本昂大とは? 則本昂大選手は、プロ野球において高い奪三振能力を持つピッチャーとして知られています。特にストレートの速さと多彩な変化球で打者を圧倒することが特徴です。
- 本塁打とは? 本塁打は、打者がバッターボックスから塁を回ってホームに戻ることを意味します。特に、一巡せずとも得点をすることができるため、攻撃の面ではとても重要な要素となります。
- マルチ安打とは? マルチ安打は、一試合の中で2本以上のヒットを打つことを指します。選手の打撃力を示す指標の一つで、チームに対する貢献度が高いことを意味します。

