試合はオリックスが9対1で勝利し、山中選手は岸田新監督の初得点に大きく貢献しました
試合は2回に進行し、無死一、三塁の場面で登場した山中選手は、ソフトバンクの投手・伊藤が放った初球を右前に打ち込んで先制点を挙げました
その瞬間、塁上で思わずほほ笑む姿が印象的でした
「積極的に仕掛けることがテーマだったので、いい結果が出たのはすごくホッとしました」と山中選手は喜びを語りました
さらに3回には、左腕の浜口からも初球を打ち中前に適時打を放ち、積極的なスタンスを裏付けるパフォーマンスを見せました
これまでの実戦5試合で10打数6安打という成績は、打率6割という素晴らしい数字で、本人もその出来に自信を深めています
岸田監督は「いいところで打てましたね
刺激になってるんじゃないですかね、チームにも」と、彼の活躍を高く評価しました
なお、山中選手は登録上は捕手ですが、この試合では「7番右翼」での出場
高校時代には投手以外の全ポジションを守っており、大学時代には捕手と外野でプレーしていました
社会人チームでも一塁と外野をこなしました
今春のキャンプでは外野の練習をメインに行い、定位置争いに挑んでいます
「他の方々と比べてもしょうがない
精いっぱいのプレーをすることに尽きる」と、技術向上に全力を注いでいます
また、彼は自主トレにも力を入れており、14日と21日には休日返上でバットを振り続けました
「絶対練習した方が身になる
結果出してなんぼの世界なので、準備は絶対に怠ってはいけない」と述べ、プロ選手としての心得を示しています
ストイックな姿勢が、彼の成績にも表れているようです
山中選手は「調子がいいとは思っていない
たまたまじゃなくて芯に当たった打球がもっと増えれば」と今後の向上心を語り、開幕1軍入りを目指す強い意志も表明しました
イチローや山本由伸といったスターを輩出したオリックスにとって、彼の存在が新たな期待の星となることが期待されています
オリックスの山中選手がオープン戦で見せたパフォーマンスは注目に値します。プロ入り初の試合で、先制打を含む活躍は、チームにとっても励みとなるでしょう。ストイックな生活態度が、結果として現れていることも印象的で、これからのさらなる成長が期待されます。彼の目指す開幕1軍入りを支えるために、チーム全体が盛り上がることが必要です。
キーワード解説
- オープン戦とは? オープン戦は、プロ野球のシーズンが始まる前に行われる親善試合で、チーム内の選手を試す目的や、新加入選手のプレーを評価するために行われます。
- 打率とは? 打率は、選手が何打数で何安打を打ったかを表す数字で、選手の打撃成績を示す重要な指標です。
- 捕手とは? 捕手は、投手からのボールを受け取るポジションで、試合の戦略や投手との連携が重要な役割を担っています。
- 自主トレとは? 自主トレは、選手自身が自分の意思で行うトレーニングのことで、形にとらわれず自分のペースで行うことができます。