巨人、育成外国人選手をオープン戦に参加させ新戦力を掘り起こす

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 さらなる新戦力発掘に向け、巨人の阿部慎之助監督(45)は、3月1日に行われるヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)に育成外国人選手のフリアン・ティマ外野手(20)とマレク・フルプ外野手(26)が参加することを明らかにした

 春季キャンプの最終日である2月25日に西舘選手や萩尾選手ら五選手の降格が決定したため、ティマとフルプの呼び寄せが特に注目されている

阿部監督は「単発で参加させるのはあると思う

3月の頭はティマとフルプを呼んであげようって

どんなもんかと」と選手たちへの期待を寄せた

 両選手とも春季キャンプでは2軍で過ごしており、阿部監督は1軍の宮崎キャンプ中に時間を見つけて2軍を視察してきた

ティマ選手は、昨季イースタンリーグにおいて打率2割5分1厘、リーグ2位の15本塁打、そして同3位の53打点を記録しており、期待される若手選手の一人である

阿部監督は昨秋、「振る力がある若手」について聞かれ「ティマくらいじゃないかな」とも評価していた

また、フルプ選手は「チェコのジャッジ」と称される右の大砲候補であり、昨年のプレミア12に出場し、日本との強化試合では中日・高橋宏選手から二塁打を放った実績を持つ

 現在、巨人の支配下選手は62人で、残り8枠をめぐる争いが繰り広げられている

キャンプ中に育成選手が1軍に参加することはなかったが、監督は「チャンスをあげないと分からない

若いからじゃなくて戦力として考えて使ってあげないと」と若手選手への期待を語っている

今回のティマ選手とフルプ選手にとっては、昇格への大きなアピールのチャンスとなる

 これからのオープン戦では、新戦力のアピールがいっそう重要になりそうだ

監督は、「これからオープン戦もあるので、アピールする人、調整する人、そこはハッキリしてくると思うので

いいオープン戦を過ごしたいなと思います」と語り、選手たちの競争が激化する様子が伝えられた

今回のニュースでは、巨人が育成選手をオープン戦に参加させることで新たな戦力を見極めようとしている様子が伺えます。特に若手選手にとっては、大きなチャンスとなるため、彼らがどのようなプレーを見せるか注目したいところです。
キーワード解説

  • 育成選手とは?:育成選手はプロ野球のチームに所属する選手で、支配下選手として正式に登録される前に一定の条件で育てられる選手のこと。
  • 春季キャンプとは?:プロ野球のオフシーズン終了後からシーズン開幕前の期間に行われる練習キャンプで、選手の調整や新戦力の発掘が主な目的。
  • イースタンリーグとは?:プロ野球の二軍リーグの一つで、セントラル・リーグに所属するチームが参加するリーグ。選手の成長の場として重要な役割を果たしている。

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