ヤクルト・石川雅規、進化を求め続ける「小さな大エース」

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プロ24年目を迎える東京ヤクルトスワローズの石川雅規投手(45)が、変わらぬ投球スタイルの中で自らの進化を追求し続けている

これまで172勝を記録し、200勝という大きな目標を掲げる彼は、常に次のステップを目指している

ノンフィクションライターの長谷川晶一氏が、石川選手の背番号19に密着し、その情熱を探る

グラブの色に込めた意図

沖縄のキャンプ地で、石川は青と茶色の二色のグラブを巧みに使い分けている

彼はブルペンで静かに簡潔なフォームを確認する中、ストレートを中心とした投球を続けた

この日、彼のボールを受けているのは、2013年からスワローズに加入したブルペンキャッチャー、星野雄大である

石川はキャッチボールを通じて、自分の感覚を高めている

次の日のキャッチボールでは、石川が使用するグラブが薄い茶色に変化した

このグラブには、「食い込み」と呼ばれる特別な構造がある

指の第一関節部分の切れ込みによって、しっかりとした感覚を得られるのだと石川は説明する

試合でも使用は可能だが、力が入り過ぎて逆に痛みを感じるため、キャッチボールでは主に茶色のグラブを選んでいるという

右手の感覚にこだわる石川には、今後のキャリアに向けた重要な意義がある

彼の「2025年版」とも言える進化は、この細かな感覚に基づくものなのかもしれない

石川雅規選手がプロ24年目を迎え、進化を追求する姿勢は非常に印象的です。特に、グラブを使い分けることで自分の感覚を意識する方法は、選手としての真剣さが伺えます。これからの彼に期待が高まります。
キーワード解説

  • プロ24年目とは?: プロ24年目というのは、選手がプロとして活躍し始めてから24年目のことを指し、その選手のキャリアの長さを示す。
  • ブルペンとは?: 野球の試合中に投手が投球練習を行うためのエリアをブルペンと呼びます。ここで投手は自信を持って試合に臨むための準備をします。
  • 食い込みとは?: 食い込みとは、特に手の指にフィットするように作られた部分のことを指し、投球時の握りやすさを向上させるための工夫の一つです。

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