試合を現地取材したCBCアナウンサーの光山雄一朗氏は、「勝敗よりも、井上監督が目指す戦略が明確に表れた試合だった」と述べています
3日の『CBCラジオ #プラス!』では、光山氏がこの2日間の試合から得た感触を述べ、井上監督の意図を分析しました
隙見せず、隙あらばつけ込む
中日ドラゴンズは1日に両チームが3対0、2日に1対0と、どちらも完封勝利を収めました井上監督が試合運びで重視しているのは、「相手に隙を見せず、相手の隙をつけ込む」という基本的な戦略です
この考え方が形になった2試合でした
例えば、1日の試合では、先頭バッターの岡林勇希選手がフォアボールを選び、その後のタイムリーで得点につながりました
2日目の試合でも、岡林選手がヒットすると、相手守備のエラーが生じ、一気に得点へとつながるなど、隙を突くプレーが際立ちました
光山氏は「昔ながらのドラゴンズのように、先に点を取り、守りを固める戦いができていた」と振り返りました
開幕投手発表、106ビジョンに変化
オープン戦盛り上がる中、開幕戦に向けた重要な発表も行われました井上監督は、3月28日の開幕戦で髙橋宏斗投手が先発することを明かしました
「去年の実績を考慮し、自信を持っている彼を選びました」と指揮官は理由を述べています
髙橋選手も「絶対に勝たせます」と自信を見せました
また、バンテリンドームナゴヤの106ビジョンが変わり、シームレスな表示が可能となり、試合観戦もより一層楽しめる仕様になりました
中日ドラゴンズがオープン戦での連勝を果たしたことは、井上監督の戦略が実を結んでいる証でしょう。「隙を見せず、隙を突く」というプレースタイルが、試合を通じて選手たちの意識に根付いてきたのかもしれません。また、開幕投手やビジョン変更など、さらなる展望も見えてきており、これからのシーズンに期待が集まります。
キーワード解説
- オープン戦とは? プロ野球のシーズン開始前に行われる試合で、各チームが選手の調整を行い、戦力を確認する機会になります。
- 完封勝利とは? 試合において、相手チームに一点も得点を与えずに勝利することを指します。
- フォアボールとは? 打者が四球を選ぶことで、無条件に一塁に進むことができる制度のことです。