阪神ドラフト1位・伊原が先発デビュー、教育リーグで圧巻の投球を披露

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2025年3月5日、日鉄鋼板SGLスタジアムで行われた教育リーグにおいて、阪神タイガースのドラフト1位ルーキー・伊原選手(NTT西日本)がオリックスと対戦し、見事な先発デビューを果たしました

この試合での伊原は、2回を投げて1安打無失点、最速145キロを記録し、今後の活躍が期待される内容でした

当初、阪神の先発は伊藤将選手が予定されていましたが、ビーズリー選手の体調不良により急遽伊原が先発のマウンドに立つこととなりました

これが彼のプロ初先発となり、期待がかかる中での投球となりました

初回から安定した投球を続けた伊原は、オリックスの1番打者であるドラフト1位・麦谷選手(富士大)を迎え撃ちました

3球で追い込み、4球目に打たれた打球はファウルゾーンへ

三塁手のアルナエス選手が見事にキャッチし、伊原は“ドラフト1位対決”を見事に制しました

その後も安定した投球で三者凡退を奪い、スタンドの虎党からはどよめきが起こりました

2回には2死から二塁打を浴びましたが、要所を締め、無失点で抑えました

「初めは非常に大事」と意気込みを語った伊原は、社会人時代から立ち上がりを意識して投球しており、この日もその意識がしっかりと表れていました

さらに、「スライダーが今まで以上に打者の反応を悪くしている」と手応えを感じていたようです

伊原の投球を受けて、阪神の藤川監督は「バランスが良かった

27球で2回投げてきているのは実に楽しみ」と語り、今後のオープン戦での先発起用の可能性に言及

開幕のローテーション争いが激化する中で、伊原の活躍は大きなアピールとなることでしょう

この日の試合では、他の候補であるデュプランティエ選手や伊藤将選手が結果を残せなかったため、伊原の存在感が一層際立ちました

伊原は「とにかく開幕1軍を目標に、一生懸命に頑張りたい」と今後の目標を語り、プロ初勝利を手に入れるための真価を発揮したルーキーとして、更なるアピールを続けていくことが期待されます

伊原選手の初先発は、近年の阪神タイガースにおける若手選手の台頭を感じさせるものとなりました。教育リーグでの成績も素晴らしく、今後のオープン戦でのさらにアピールし、開幕1軍入りを目指す姿勢が高く評価される要因となるでしょう。監督からの期待も感じられますし、彼のこれからが楽しみです。
キーワード解説

  • ドラフト1位とは?:ドラフトとは、プロスポーツ選手を選ぶための制度で、チームが希望する選手を指名することができる仕組み。ドラフト1位は、その年の選手の中で最も高く評価された選手に与えられる称号。
  • 教育リーグとは?:プロ野球チームがオープン戦前に行うリーグ。それぞれの選手がシーズンに向けてコンディションを整えたり、若手選手の育成を図るための試合が行われる。
  • 無失点とは?:投手が相手チームに得点を与えずに投球を終えること。無失点でピッチングすることは、投手にとって非常に重要な成果。

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