愛知豊橋ボーイズ時代から選抜チームに選出されるほどの逸材であり、高校1年の夏からスタメンで出場し、多くの実績を重ねてきた
阿部選手は「走攻守三拍子」が揃った選手であり、村田浩明監督からも「最も良い打者を置きたい」として1番打者に起用されている
打撃技術の高さ
阿部選手の打撃は非常に高い評価を受けている特にバットコントロールは優れており、敵投手の球種を問わず安打を生み出すポテンシャルを持っている
構えが上段で、力みがないため、威圧感を与えつつ、リラックスした状態で打席に立つことができる
投手の動きに合わせたタイミングの取り方や、バックスイングでは捕手方向に真っ直ぐに引くことで、インパクトまでの動きが無駄がない
また、過去の大会では凡打が続いた場面もあったが、体重移動がよくできているため、安打を記録する確率は非常に高い
走塁の能力
走塁面においては、一塁到達タイムは4秒30と平均的だが、阿部選手は走り打ちを行わないため、良いフォームでの打撃に集中している特に二塁までのベースランニングが際立っており、昨夏の桐光学園戦では二塁打に達するまでのタイムが7秒70だった
これはプロ選手でも俊足と認められる速度だ
守備力と今後の展望
守備に関しても、打球への反応が良く、球際も強い前方の打球に果敢に飛び込んでいき、スライディングキャッチを見せることで非凡な守備力を証明している
客観的に見ても、阿部選手は今年の高校生外野手の中でトップクラスの選手である
しかし、「右投げ左打ち」の外野手は市場での競争が厳しく、評価が難しいとされている
ドラフトに向けた課題
ドラフトにおいては、本塁打を量産したり、5割以上の高打率を記録することが求められる昨年のドラフトで評価を受けた選手と比較すると、インパクトを残すためにはさらなる成果が必要だ
キャプテンとして主将を担うことで、周囲からの信頼も高まっている
特に今年のセンバツでのパフォーマンスには注目が集まるだろう
阿部葉太選手の存在感はプロ野球界でも注目されています。特に彼のバットコントロールと守備力は高く評価されており、プロ入り後も活躍が期待されます。ただし、ドラフトにおいては厳しい競争が待ち受けているため、さらなるパフォーマンス向上が求められます。
キーワード解説
- バットコントロールとは?: バットコントロールは、打者が投手から投げられた球をどれだけ正確に打つことができるかを示す技術のことです。この能力が高いと、安打を記録しやすくなります。
- 走塁とは?: 走塁は、打者が打った後にどれだけ速く、効率的に塁を走るかを指します。俊足選手は特に走塁が得意で、塁間を迅速に移動できることが求められます。
- 守備力とは?: 守備力は野球選手が打球を処理する能力を指します。適切な判断力と素早い反応が必要不可欠です。

