広島商は昨秋の中国大会を制し、神宮大会でも準優勝を果たした有力校です
そんな強敵との対戦にも、野原監督は「どこが来ても、具体的な準備は(対戦相手が)決まってからだと思っていた
いよいよ準備が始まる」と冷静な心境を明かした
試合展開について尋ねられると、監督は「イメージは持たない
どんな展開になっても最後まで全力でやる
展開を予想することはあまり意味がないかなと思うので、今は」と語り、相手に対する真摯な姿勢を示した
横浜清陵は、強豪ひしめく神奈川で頭角を現したチームである
昨秋の県大会では準々決勝で、夏の甲子園で8強入りした東海大相模に0-5で敗れたが、公立高校の中で唯一の8強入りを果たした
また、主体的に練習メニューを話し合って決定する「自治」の姿勢が評価され、春夏通じて初の甲子園出場を手にした
◆横浜清陵 2004年(平16年)に清水ケ丘と大岡の2校を統合して横浜清陵総合高校として誕生した県立校です
2017年には単位制総合学科から単位制普通科に改編し、現在の校名となりました
生徒数は854人(女子482人)、野球部の部員は25人
甲子園は春夏通じて初出場します
主な卒業生には俳優の斉藤由貴(清水ケ丘卒)がいます
横浜清陵の初出場は、彼らが強敵を前にどのように対応するかが注目されます。監督の冷静な心境と、選手たちの主体的な姿勢が試合の結果にどう影響するのか、今後の展開が楽しみです。特に「自治」の姿勢は、今の高校スポーツにとって重要な要素と言えるでしょう。
キーワード解説
- 21世紀枠とは?:高校野球における特別枠で、地区大会での実績がなくても、特色ある取り組みを行っている学校が選出される制度です。
- 自治とは?:チーム内での意見交換や練習メニューを選ぶことを指し、選手が主体的に参加することでチームの結束力が高まる効果があります。
- 神宮大会とは?:全国から選抜された高校野球チームが参加する大会で、高校野球の頂点を決定する重要な大会とされています。

