試合は広島との対戦で、吉村は5回を投げ、四死球は2つながらも4安打無失点という圧巻の内容を見せた
試合の中で、特に印象的だったのは4回のピンチである
1―0の状況で、2死一、三塁のランナーを抱えての場面で、吉村は菊池選手をフォークで空振り三振に仕留めた
フォークとは、ボールが急に落ちる変化球で、打者にとっては捉えにくい球種だ
吉村はこの場面でも冷静に対応し、その後も好投を続けたことから、「ランナーが出てから粘ることができたので、そこは一つ良かった点」と試合後に語っている
また、ヤクルトの高津監督は、吉村を今シーズンの「一本立ちする選手」として期待しており、開幕カードでの起用をほのめかしている
監督は「勝てる3人を選びたい」とコメントしており、吉村が先発の一角に選ばれる可能性が高まっている
昨季、吉村は9勝を挙げ、その中でも特に巨人戦での成績が光っている
巨人相手に4戦3勝1敗、防御率は1.32を記録しており、打者の岡本選手に対しても11打数2安打と強い内容で抑えている
こうした“Gキラー”としての実績からも、今季は更なる飛躍が期待される
ヤクルトの吉村投手はオープン戦での無失点投球を通じて、開幕投手としての期待を高めた。特にピンチを乗り切る冷静さが印象的で、指揮官の高津監督からも強い信頼を受けている。シーズンでのパフォーマンスが楽しみだ。
キーワード解説
- オープン戦とは?:プロ野球シーズン開始前に行われる試合で、選手の調整やチームの戦力確認を目的としています。
- フォークとは?:変化球の一つで、投球の際に指でボールを挟むことで、急激に落ちる特性があります。打者にとっては打ちにくい球種です。
- 防御率とは?:投手の成績を表す指標の一つで、9回を投げた際に失点した点数の平均を示します。この数値が低いほど、投手は好成績と言えます。
- 巨人戦とは?:東京ドームを本拠地とする読売ジャイアンツとの試合で、特に注目される因縁の対決です。