支配下選手に名を連ねる6人のうち、半数の3人が社会人野球からの新入団選手で、その意気込みが感じられる
特に注目を集めたのは、5日のオープン戦・楽天戦での好投だ
ドラフト6位の片山楽生投手(22歳、NTT東日本出身)は、先発として1回を1安打無失点という成績を収めた
また、同じくドラフト5位で入団した東山玲士投手(24歳、ENEOS出身)も2回に登板し、1回を投げて2三振を奪う無失点の投球を見せた
片山は、社会人野球で培った経験をもとに「レベルの高い世界でやってきた自信がある
この経験をアピールし、社会人選手の良さを示したい」と語る
一方、東山は「社会人は勝ってなんぼだと思う
その教えを大久保監督(当時)にいただきました」と、厳しい競争の中で成功を収めた社会人野球の重要性を強調した
昨年、ドラフト6位でオリックスに入団した古田島選手も、チーム最多の24ホールドを挙げるなど活躍を見せており、先輩たちの実績が新人選手たちに良い刺激を与えている
また、独立リーグ出身の選手たちも頑張っており、過去にはロッテの角中選手が首位打者になりながら侍JAPANで活躍したように、成功する選手が増えている
阪神から育成ドラフト1位で指名を受けた工藤泰成投手(23歳、四国IL徳島出身)も例外ではなく、その実力を示している
ただし、社会人野球で得られる経験は他に代えがたいものである
負けられない緊張感の中で都市対抗の予選を戦い抜くこと、そして投手としての1球の重みを知ることが、若手選手たちを一流に押し上げてきた
今年のオリックスの社会人出身のルーキーたちも、育成環境への誇りを持っており、今後の奮闘が期待される
社会人野球出身の選手たちがプロ野球で注目を集める中、彼らの活躍はまさに次世代へつながる希望です。特に、社会人時代の経験がプレーの質にどう影響するのか、今後の結果が楽しみです。歴史的に見ても、社会人から成長した選手が多く、今シーズンも彼らの挑戦が期待されます。
キーワード解説
- 社会人野球とは?社会人野球は、プロ野球選手を目指す社会人が参加するリーグで、都市対抗野球や全社会人野球選手権大会などが行われます。このような環境で鍛えられた選手たちは、実戦経験が豊富であることが特徴です。
- 支配下選手とは?支配下選手は、プロ野球チームが契約した選手で、公式戦に出場する権利を持ちます。これに対して育成選手は、試合に出場する際は特別な条件があります。
- オープン戦とは?オープン戦は、公式戦の前に行われる試合で、チームや選手の調整や実験の場となります。通常は他チームとの親善試合として行われます。