そんな中、開幕投手として期待されるDeNAの東克樹投手が、課題を見事に修正し、観客を魅了した
今回は実戦3試合目で初の無失点投球を達成し、4回を3安打無失点という成績を収めた
試合序盤の1回は、制球のばらつきが見受けられたものの、試合中にテークバックを小さく修正することで安定した投球を実現させた
東投手は、試合後「初回どうなるかなと思ったんですけど、試合中に修正できたことが大きかったなと思います」と自信を示した
前回の登板では、球速を向上させるために新たなフォームを導入したが、右足の着地が真っすぐでなくなり、リリースポイントが約15センチ高くなるという弊害が生じた
しかしこの日は、再び理想のフォームに戻し、リリースポイントも5センチ近づけた
「理想とする140センチ台のリリースの高さに近づいてきたと思います」と手応えを語った
また、試合後にはブルペンで35球の投げ込みを行い、開幕前の最終調整を行った
今回の試合では、東投手が試合中に修正を行う柔軟性を見せたことが特に印象的です。開幕投手として期待される選手がこのように成長し続ける姿はファンにとっても心強いことでしょう。強いチームを作るためには、こうした選手の頑張りが欠かせません。
キーワード解説
- 無失点投球とは? 投手が1イニングで相手チームに得点を許さないことを指します。これにより、投手の制球力や打たせて取る能力が測られます。
- テークバックとは? ピッチングにおいて、投手がボールを投げる準備の際に腕を後ろに引く動作のことです。テークバックのバランスが重要です。
- リリースポイントとは? ボールを投げる瞬間の手の位置を指し、これが高すぎると制球力が下がり、逆に低すぎるとボールが浮く原因となります。