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和田毅氏、引退試合を盛大に終え、感謝のスピーチで球場を感動の渦に

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◇オープン戦 ソフトバンク4-2日本ハム(2025年3月15日 みずほペイペイD)昨季限りで現役を引退したソフトバンクの和田毅氏(44)が、15日、引退記念試合の舞台に立ちました

この試合はオープン戦・日本ハム戦が行われたみずほペイペイドームで行われ、初回に登場した和田氏は、日本ハムの清宮幸太郎内野手(25)を空振り三振に仕留めました

これにより、引退試合は華々しいスタートを切りました

その後、試合終了後には引退セレモニーが実施され、和田氏の22年にわたるプロ野球人生に別れを告げる感動的な瞬間が訪れました

セレモニーには、王貞治会長や小久保裕紀監督、城島健司CBO(チーフ・ビジネス・オフィサー)など、球界の名もなき者たちが集まりました

さらには和田氏の両親、妻の仲根かすみさん、愛娘も出席し、花束が贈呈されました

和田氏はスピーチで、「ついにこの時が来てしまいました」と感慨深く語りつつも、「ようやくこの日が迎えられたなという気持ち」とも述べ、引退を受け入れた心境を吐露しました

引退を表明してから4カ月の間、「復帰したくなるのかな、また投げたくなるかなと思ったんですが、ありがたいことに全くなりませんでした」と、“和田節”を再現しながら感謝の思いを伝えました

「本当に自分はやりきったんだなと、22年間、野球人生を全うできたんだなと思いました」と言葉を続け、その晴れやかな表情が印象的でした

特に妻・かすみさんに向けた言葉では、娘の成長のために時間を削ってくれた妻にも感謝を述べ、「おめでとうございます」との心温まるメッセージを送りました

また、間を置かずに和田氏の軌跡を振り返る動画が上映され、杉内俊哉巨人投手チーフコーチや「松坂世代」の松坂大輔氏、阪神の藤川球児監督などからのメッセージが届けられました

早大時代の恩師からは「本当にご苦労さまでした、立派なエースになりました」と感謝の言葉が寄せられ、和田氏が少し目を潤ませる場面もありました

試合の最後には、和田氏が球場を一周し両軍の選手たちと輪になり、9回宙を舞いました

引退試合で投じる最後の一球は134キロの直球で、早大出身の和田が早実出身の清宮を空振り三振に仕留め、晴れやかな表情を浮かべました

その後、観客席に向かって深々と一礼し、感謝の気持ちを伝えました

ベンチに戻る際には多くの選手やコーチたちとハイタッチを交わし、温かいエールが送られました

和田氏は2002年にダイエーに入団し、日米通算165勝を挙げる成績を残しました

ホークス在籍18年でリーグ優勝に5度、日本一に6度と貢献した後、現在は球団統括本部付アドバイザーに就任しています

この日の来場者には「和田投手メッセージ入りフェイスタオル」が配布され、ファンにとっても思い出深い一日となりました

試合は、1-2の6回に中村晃の同点打で追いつくと、広瀬隆が勝ち越しの2点打を放ち、ソフトバンクが4-2で勝利を収めました

和田毅氏の引退試合は、彼の長い野球人生を振り返る感動的なものでした。特にセレモニーでは、彼の周囲の人々から多くの感謝の言葉が寄せられ、その姿は観客に強い印象を与えました。引退することで新たなスタートを切る彼の今後に期待が高まります。
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