この試合で先発した富田蓮投手（23）は、5回7安打3失点という成績を残し、課題も露呈したが、藤川球児監督（44）からは開幕2戦目での先発起用が明言された
富田は今試合では「9番・投手」の打順でスタート
通常のDH制を使用しない中で、マウンドに立った富田は緊張感を感じながらも試合に臨んだが、初回には早速1点を先制されることとなった
続くイニングでも、紅林選手にソロ本塁打を浴び、三回には犠飛で同点を許し、四回には頓宮選手にも勝ち越しソロを献上してしまった
しかし、富田は試合後に「オープン戦で良かった」と自らのパフォーマンスを振り返り、課題を克服していく意志を示した
「打席に入るとなぜか緊張が高まってしまった」と反省の弁も語ったが、おととしの9月27日の中日戦以来の打席では、バントに失敗し、流れを止めたことも悔いた
藤川監督も富田の緊張感を理解し、「来週は少し楽にいけるのでは」と優しい言葉をかけた
先発経験が乏しく、昨季は救援投手として全試合に登板していた彼にとって、開幕戦は重要な一戦となる
富田は、「出た課題を埋めることで良い結果を出したい」と前向きな姿勢をみせ、開幕2戦目となる3月29日の広島戦に向けて準備を進めている
次なる試合では、試合の中で浮き彫りになった課題を糧にし、初勝利を挙げることで阪神に勢いをもたらすことが期待される
富田選手のオープン戦でのパフォーマンスは、先発投手としてのプレッシャーを感じさせる一方、発見も多かったようです。監督からの期待を受け、新しい挑戦が待っていることが伝わってきます。今後の成長に期待したいところです。
キーワード解説
- オープン戦とは？ - レギュラーシーズンに向けて選手やチームの調子を確認するための試合で、公式戦とは異なり成績が記録されない。
- 先発とは？ - 試合の最初からマウンドに立つ投手のこと。試合の流れを握る重要な役割を果たす。
- 緊張とは？ - 心配や期待から来る体の反応で、集中力が増す一方で、パフォーマンスに悪影響を及ぼすこともある。
- 課題とは？ - 目標達成のために克服すべき問題やハードルのこと。
