試合終了後、チームメートからの祝福の握手を受け、菅野の顔には満足の笑みが広がった
試合は菅野の完ぺきな立ち上がりでスタートした
3回2死まで打者8人を完全に封じ、強力なロイヤルズ打線に対して優位に立つ
3回2死から安打と四球で一、二塁のピンチを迎えたが、続く2番・ウイットを一ゴロに打ち取り、危機を逃れた
4回も3者凡退とし、攻撃に対して余裕を持って投球を続けた
迎えた6回、味方の打線が6−0とリードを広げた中で、先頭のウィットに本塁打を許し、その後安打と死球が重なり1死一、二塁のピンチを迎えたが、降板を告げられた
菅野は5回1/3で89球を投げ、5安打1失点、4三振、2四死球を記録
多彩な球種を駆使し、ストライクゾーンを幅広く使った投球が光った
菅野はメジャー初登板となった3月30日のブルージェイズ戦でのアクシデントを振り返り、「両手のけいれん」と診断されたことを明かした
緊張が原因で脱水症状を引き起こす事態に遭遇し、その反省を生かして今回の投球に臨んだという
NPBでは通算136勝を誇る菅野だが、メジャーの舞台では初めての体験に戸惑いもあった様子で、「ストライクが思ったように入らなかったことは人生で初めて」と苦笑いを浮かべていた
日本投手では上原浩治の34歳0カ月を抜いて、歴代最年長の35歳5カ月での先発デビューを果たした菅野は、貴重な初勝利を手に入れ、メジャーでの快進撃をこれから始める
菅野選手がメジャー初勝利を挙げたことは、日本の野球界にとって大きな快挙です。特に35歳という年齢でメジャーデビューを果たし、初勝利を手にすることは多くの選手の希望をつなぐものです。彼の苦労と努力を感じさせる試合でした。
ネットの反応
菅野智之選手がメジャーで初勝利を挙げたことに対し、ファンからのコメントが多数寄せられました
コメントでは、菅野選手の豊富な経験と優れた制球力が評価されています
ファンは「このまま行けそう」と、今後の活躍を期待する声を上げたり、日米通算137勝に言及し「200勝まであと63勝」と述べて、彼にさらなる挑戦を促しています
菅野選手のコントロールがメジャーでも通用すると評価し、「抜群のコントロールが証明された」と称賛する声もありました
また、菅野選手がメジャーリーガーの夢を持ち続けて挑戦している姿に対して「リスペクトしています」とする意見もあり、多くのファンが彼の努力を称えています
菅野選手に対して「ナイスピッチング」と短いコメントで祝福するファンもおり、彼の活躍に喜びを感じている様子が伺えます
さらに、これからの試合に関しても「今年は楽しみが増えました」と期待を寄せるコメントや、次の試合に向けて「このままの調子を維持して試合を作れれば全く問題なし」と楽観的な意見も多くありました
逆に「心配な部分もある」とする意見も見受けられましたが、全体的には菅野選手への称賛と今後の成長への期待が強く表れていました
総じて、ファンは彼の努力を認め、応援する意志を示しています
ネットコメントを一部抜粋
経験と制球力があるからこのまま行けそう
菅野投手、MLB初勝利おめでとうございます。抜群のコントロールがMLBでも通用する事を証明しましたね。
今年は楽しみが増えましたよ。お疲れ様。
菅野が順調そうで何より！次は中5日で、本拠地での初登板になると思うので、このままの調子を維持して試合を作れれば全く問題なし！
永年の夢がかなって良かったですね！！大リーグ初勝利おめでとうございます。
キーワード解説
- メジャー初勝利とは？：プロ野球選手がメジャーリーグにおいて、初めて勝利を挙げることを指します。
- ピンチとは？：試合の中で、打者が得点し得る状況にあることを指し、特にランナーが出ている状態を指します。
- ストライクゾーンとは？：投手が投げるボールが、打者の体の高さ（膝から胸の位置）において、打者が打てる範囲を指します。
