「5番・右翼」で先発した末包昇大外野手(28)が2安打1打点など、今季最多の13安打で打線が機能した
末包は前日5日の対戦に続いて連日のマルチ安打をマークし、今季初の同一カード3連勝に大いに貢献した
末包選手が放った貴重な追加点は、3回に生まれた
この回、2死から小園選手の四球と田村選手の遊撃内野安打によって一、三塁の好機を作ると、平良投手の真ん中低めにきたシンカーを捉え、左前に打球を返した
このヒットで、広島はこの回に一挙4得点を挙げ、打線の流れを一気に変えた
「2アウトからチャンスをつくってくれたので、割り切って、しっかり振り切ることができた
いい追加点になって良かった」と末包選手は振り返る
相手先発の平良投手とは4年目にして初対戦だったが、「近めの球(ストライクゾーン)を狙っていた」と狙いをしっかり決めていたことが功を奏したのだ
さらに、2回の先頭打者として中前打を放つなど、この日も好調を維持した
前日5日は、田村選手の代打サヨナラ本塁打が話題となったが、末包選手も負けじと連日の活躍を見せ、ヒーローインタビューを受けた
「今年は打点にこだわりたい
打点を自分の中で大事にしているので、結果が出て良かった」と語る彼は、昨季の約79試合出場で自己最多の37打点を記録
その経験を踏まえ、今季はチームトップの6打点を記録している
末包選手は昨季、左膝内側半月板損傷の影響で開幕から2軍スタートとなったが、今年は2月からの春季キャンプから練習ができ、万全な状態でシーズンに入ったことに喜びを感じている
体への負担軽減を目的とした5キロの減量に成功し、今は標準体重を107キロに保っている
これにより、スイングも切れが出ており、開幕からの4試合中3試合での複数安打という結果へとつながっている
チーム全体も今季最多の13安打を記録し、7得点を挙げて初の同一カード3連勝を飾った
末包選手の「攻献」によって、チームは再び勝率5割を回復し、さらなる高みを目指していくことが期待される
広島の末包選手の活躍は、チーム全体の士気を高める重要な要素となりました。彼の打撃力により、選手たちの連携が向上し、シーズンの初期から安定した成績を残していることが伺えます。今後の試合でも末包選手のパフォーマンスが期待されます。
キーワード解説
- マルチ安打とは? 一試合で2安打以上を記録することを言います。選手の状態が良いことを示す指標の一つです。
- ヒーローインタビューとは? 試合後に活躍した選手が監督やメディアの前でフィーチャーされることです。ファンに対しても直接感謝を伝える重要な時間です。
- ストライクゾーンとは? バッターに対して投手が投げることが許されているエリアのことを指し、ここに投げられたボールはストライクとなります。

