昨季の日本一と27年ぶりのリーグ制覇を狙う同チームですが、この成績はスタートとしては物足りない印象があります
現在、DeNAは攻守ともに怪我人が相次いでおり、この状況で何とかやりくりを続けています
投手陣に目を向ければ、先発にエースの東克樹とトレバー・バウアー、アンドレ・ジャクソン、アンソニー・ケイの実力派助っ人が揃っている一方、ブルペン陣は昨年の守護神・森原康平が未だファーム調整中です
セットアッパーのローワン・ウィックや貴重な左腕・坂本裕哉も開幕に間に合わず、急仕上げでの出場となっています
攻撃陣についても懸念材料があります
昨季の日本シリーズMVP・桑原将志がオープン戦での死球で骨折、そして昨季のセ・リーグ首位打者・タイラー・オースティンが下半身の不調で早期に離脱する事態となっています
このような中で、三浦大輔監督は36歳のベテラン・宮﨑敏郎に適度な休養を与える方針をとり、スタメンは『猫の目打線』、つまり日替わりで組まれています
実際、ここまでの試合で施行された打順は10パターンにも及び、ほぼ毎試合異なるメンバーで戦っています
攻撃面でのプランニングを担当する靏岡賢二郎オフェンスチーフコーチは、この異なる打順の真意を次のように説明しています
全試合で固定されているのは、1番・梶原昂希、2番・牧秀悟、8番・森敬斗の3人です
特に、2番に配置されている牧については、「2番目に打順が回ってくるのは初回だけでなく、彼に多く打席が回る方が良い」と語り、チャンスを掴む場面で打撃力を生かす目的があると明かしました
さらに、昨年の彼が4番を打っていた時の苦戦を受けて「彼が思い切っていけるように2番に据えた」とも言及
結果として、牧はここまで打率.308、得点圏での打率もチームトップの.429という成績を残しており、チームに欠かせない存在となっています
DeNAの“猫の目打線”は、選手の特性やチーム状況に合わせた柔軟な戦術として注目される。相手チームに圧力をかけるための戦略的な打順が、その効果を発揮している印象があります。
ネットの反応
オースティン不在という状況の中で、牧秀悟選手を2番に置くことに関するファンの意見が多岐に渡り寄せられています
今年の調子が良い佐野選手や打撃力に定評のあるプー選手がいるため、取っておく体制が整いつつあると感じられているようです
多くのコメントでは、牧選手の2番固定に対する賛同意見が多く、その理由は彼の長打力や出塁能力にあります
また、「効率的に得点を狙う運用が重要」という意見も目立っており、今の打線の組み方が新しいスタイルにシフトしていることが言及されています
一方で、牧選手に限らず打順についての課題も浮かび上がってきました
例えば、一番の梶原選手が早打ちで出塁率が低いことや、打順に伴う選手特性の活かし方に疑問を投げかける意見が目立ちます
特に、2番に選手を固定することがその選手の成績や状況にどのように作用するのか、打順の意図が見えないことを指摘する声もあります
更には、過去の経験やデータに基づいた選手起用の重要性が強調されており、ファンは打順や選手の役割について昔から教わっている効率的な得点の取り方を再確認する意見もありました
全体として、牧秀悟選手の2番固定は、彼自身の能力だけでなく、周りの選手たちとのバランスを取るうえで必要な選択だと考えられているようです
しかし、実際の試合での成果が期待される中、ファンの間で意見が分かれ、今後のシーズンでの調整が気になるところです
ネットコメントを一部抜粋
今年は今のところ佐野の調子が良いし、プーさんも相変わらず「はい、天才」、という打撃をまだまだやってくれそうだから、牧は２番で良いと思う。
一、二番を四番が返す野球はもう古いのかもね、いかに効率的に得点できるかを追求している野球が正しいのかもしれない。
筒香の調子を見てると、佐野が移籍せずに残っていてくれて本当によかったと思う。
長打が打てる牧が2番にいるとクリンナップに得点圏場面を作ることが出来て、牧はそこそこ走れるから点になりやすいってのがメリットだよね。
ここまで理解している中で森選手のレギュラーの意味がわからないし、名言していない。
キーワード解説
- セイバーメトリクスとは？数学や統計を用いた野球の分析手法で、選手の成績をデータ的に評価するものです。
- オフェンスコーチとは？野球における攻撃の戦略や選手の打撃指導を専門に行うコーチのことを指します。
