黒基調の3rdユニホームに身を包んだ阿部監督は試合終了の際、歓声を浴びながら選手たちとハイタッチを交わしました
この勝利で巨人は連敗を3で阻止し、勝率5割に復帰、順位も3位に上昇しました
「最近の広島戦の悪い流れを断ち切ることができたのが一番の大きな収穫です」と、胸をなで下ろす阿部監督の表情が印象的でした
この試合では、打率が低迷していた坂本選手が12日の広島戦での左手親指負傷の影響で登録抹消され、急遽打線の再編成が求められました
岡本選手は今季初めて三塁で先発し、大城選手が一塁でスタメンに名を連ねるなど、新しい布陣が採用されました
特に61年ぶりとなる「2番・捕手」として起用された甲斐選手が注目されました
甲斐選手は出塁率が3割8分2厘と良好で、泉口選手を2試合連続で1番に起用することにより、クリーンアップにつなげる狙いがありました
この起用策が見事に成功し、3回1死二塁の場面で泉口選手が左前打で出塁すると、続けて甲斐選手が先制の右前打を放ちました
「もう1点追加できれば理想でしたが、選手たちがよく頑張っていますから、勝ったことが何よりです」と振り返る監督の姿が印象的でした
指揮官から背番号10を受け継いだ甲斐選手は、リーグ4位の打率3割5分2厘を記録し、守備面だけでなく「打てる捕手」としてチームに欠かせない存在としています
阿部監督は「彼は思い切りが良く、状況に応じた切り替えができる
彼のプレーが他の選手の参考になれば良いと思っています」と高く評価しており、選手たちの間でも彼の姿勢が模範とされているようです
開幕前には丸選手の負傷離脱、エース・戸郷選手の不調など困難な状況が続きましたが、「とにかく良い形で連敗を止められました
明日も今のメンバーで精いっぱいやります」と力強く語る阿部監督の言葉が響きました
チームが一丸となって、さらなる白星に向かって再スタートを切ることが期待されています
巨人が連敗を止めたことは、チームの士気を高める良いきっかけになると思います。特に新たに起用された甲斐選手の活躍がチームにとって大きな支えになったと感じます。この試合を機に安定した成績を残せるようになれば、これからのシーズンが楽しみです。
キーワード解説
- 打率とは?:選手がバッターボックスで安打を打つ確率を示す指標で、チームや選手の打撃成績を評価する際に使われます。
- 出塁率とは?:選手が打席に立った時に、いかに出塁(ヒット、四球などで出ること)するかを示す割合で、攻撃力を評価する重要な指標です。
- クリーンアップとは?:打線の中で主に得点を狙う打者が並ぶポジションのことを指し、通常は3番、4番、5番打者が該当します。

