阪神才木、快勝の立役者に – ヤクルト戦で無安打投球を達成

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◇セ・リーグ 阪神5―1ヤクルト(2025年4月15日 松山) 阪神タイガースは15日、ヤクルトスワローズとの対戦で5―1と快勝した

この試合で先発の才木浩人投手(26)が7回2安打無失点という素晴らしいピッチングを披露し、自己最多の13勝を挙げた前年と同様に、シーズン3度目の登板で待ち望んだ初勝利を手にした

これにより、チームは4日ぶりに貯金を得ることとなり、さらなる躍進を目指す

才木がその真価を発揮したのは、試合の5回であった

「リズム良くいけた」と語るように、茂木、山田、中村悠を3者凡退に斬った直球による12球は、投手としての圧倒的な存在感を示していた

彼は6回2死まではノーヒットで投球を続けており、快挙を逃した際には「ミスったぁ」と心の中で叫びながらも、冷静さを保ち、最終的には7回まで無失点に抑える結果を残した

そんな才木にとって、2月の春季キャンプは試練の時期でもあった

寒風が吹き荒れる沖縄での練習で体は本調子ではなかったが、岡田彰布オーナー付顧問の「才木はあんまり良くない」という言葉を受け、彼は自己を見つめ直す機会となった

「昨年あんなに素晴らしいピッチングをしていたにもかかわらず、今はこの状態なのか」と悩む日々が続いた

強いプレッシャーの中で力みすぎていたと振り返る才木を救ったのは、藤川監督の言葉であった

「監督に“今、調子良くてもな”と言われ、確かにそうだと思った」

また、OBの能見篤史氏からも「ちょっと力みすぎやぞ」と的確なアドバイスを受けたことで、自身のペースを取り戻すことができた

周囲の評価は変わっても、才木本人は変わらない

年末年始も練習に明け暮れ、家族に「練習があるから」と告げ、実家での滞在はわずか24時間のみ

自宅から実家までの移動時間すら惜しいと語るほど、そのストイックさが彼の野球への真剣な向き合い方を示している

昨年と同様、試合の3試合目でシーズン1勝目を挙げた彼は、24年にはそこから8連勝を記録し自己最多の13勝に到達した

この快勝は、白星を量産するための第一歩であり、松山の地での快投から彼の新たな進撃が始まることを期待したい

「ゼロで抑えられたのが良かった

これを継続していけたら」と語る才木の言葉に、期待が高まる

阪神の才木選手の快投は、圧巻のパフォーマンスでした。特に、5回の3者凡退は素晴らしく、彼自身が持つ能力を証明しました。しかし、興味深いのは彼の成長過程です。試合前の悩みやプレッシャーから、成長する姿勢を見せたことが印象的でした。これからも彼の成長に期待したいです。
キーワード解説

  • 無安打投球とは?打者にヒットを打たれることなく、投球を続けることを指します。
  • 自己最多13勝とは?投手が一シーズンに挙げた勝利の中で、最も多い数字のことを言います。
  • リズム良くいけたとは?投球時のテンポや調子が良く、スムーズに投げられた状態を表します。
  • 力みとは?投手が緊張しすぎて、柔らかさが失われてしまう状態のことを指します。

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