初回に、難敵・バウアーからわずか９球で先取点を挙げた姿勢は、チーム全体に浸透した走塁意識の高さを如実に示している
試合は、1番・泉口が四球で出塁
続けて、2番・甲斐が初球を強烈に捉え、三遊間を抜ける打球となった
ここで、泉口は一塁から三塁まで進む好走塁を見せた
「相手の守備位置を見て、いけると思いました」と自身の判断力を示した
無死一、三塁の場面で、３番打者・吉川が打席に立ち、「何とか走者をかえそうと打席に立った」と語り、３球目を右前適時打として二点目の得点を奪った
この際、一塁走者の甲斐も全力疾走で三塁まで進む好判断を発揮した
続く場面で、岡本の遊ゴロで二点目が入るなど、仕掛けが功を奏した
結果的に、初回の攻撃で費やした球数はたったの１３球
相手に与えたプレッシャーが勝利を引き寄せた要因といえる
阿部監督は、就任以来「暴走族になれ」と呼びかけており、積極的な走塁を重視
これは盗塁数などの記録に現れる部分だけでなく、実際に単打で一塁から三塁へ進む姿勢を促進するためだ
今季は岡本や他の外国人選手もそのスタイルに従い、走塁に貪欲である
試合後、阿部監督は1、2番打者の働きを称賛し、「いいつなぎをしてクリーンアップにつないで
いい仕事をしてくれた」と語った
巨人の快勝の裏には、こうした足攻が光っていることがあった
今回の試合は、巨人が新たな戦略としての積極走塁を実践した点が際立った。攻撃の根本的なスタイルを体現することで、選手たちの連携と判断力の向上が期待される。これにより、今後の試合でもこのスタイルが活かされてほしい。
ネットの反応
コメントでは、巨人の1番打者・泉口選手と2番打者・甲斐選手の活躍に注目が集まっています
彼らは「暴走族」と表現されるような攻撃的な意識を持ち、難敵・バウアー投手を13球で攻略した点が評価されています
特に泉口選手の選球眼や四球を選ぶ能力、甲斐選手の優れた走塁が称賛され、両選手が出塁率を向上させる重要性が指摘されています
また、吉川選手への依存度が高いチーム状況を考慮し、上位打線の信頼性が鍵になるとの意見も多く寄せられました
中には、泉口選手が内野の複数ポジションをこなす能力に期待を寄せるコメントや、甲斐選手の走攻守の実力がチームに与える影響について語る声も見受けられます
さらに、前任監督時代のスタイルからの変化について触れる意見や、ファンたちが感じる試合のスピード感や楽しさについても共感が広がりました
しかし、選手たちへの負担についても懸念が示され、一部ファンは併用起用の提案もしています
また、けがには十分注意してほしいとの呼びかけもあり、選手たちの健康やチームの今後を願うコメントで締めくくられています
ネットコメントを一部抜粋
今は吉川頼みだから、1、2番の出塁率がかなり重要になる。
泉口選手は頭がいいですね。
特に甲斐の走塁には驚いた。
泉口選手は選球眼が良く、四球が選べるから丸選手程ではないけどいぶし銀的丸タイプ。
甲斐の走攻守を見ていると、やはり強いチームでレギュラーを張っていた選手の価値の高さを改めて思い知った気がします。
キーワード解説
- 走塁とは？：走塁とは、バッターがヒットを打った後に塁を進む行為のことを指す。選手は打球の進行状況や守備者の位置を考慮し、最適な進塁を判断しなければならない。
- 阿部イズムとは？：阿部イズムとは、元プロ野球選手で現監督の阿部慎之介が掲げる積極的なプレイスタイルで、走塁や攻撃においてリスクを恐れずにアグレッシブに行動する姿勢を指す。
