4月16日に行われたソフトバンク戦で、上沢選手の変化球を捉え、右翼席に打ち込む圧巻の一発を放った
ベースを一周する際、宗山選手は「変わってないなあ」と昔の明治大学時代を思い返したという
大学時代の宗山選手は通算10本塁打をマークし、数多くの決勝打も放ってきたが、彼の特徴はその淡々とした表情である
プロ初本塁打を記録した後も、宗山選手は無表情でベースを回り、ベンチに戻った後にチームメートの祝福に対してほんのりと微笑んだ程度だった
宗山選手のそのスタイルの背後には、2009年のWBC決勝戦においてイチロー氏が見せた厳しい表情がある
イチロー氏が中前への決勝打を放った際、彼が見せた無表情な姿を見て、宗山選手は「イチローさんはこのくらいのヒットじゃ笑わないんだ」と強く感銘を受けたという
また、15日の同カードではモイネロ選手からとった右飛が好内容で、角度がもう少し高ければスタンドに届いていたかもしれない
初の左投手から安打を放ったことも、精神的な安心感をもたらしたようだ
母校の広陵高校では、毎年12月にOBが集まり、後輩たちと練習するユニークな習慣がある
宗山選手は3年生の時に、「意識する男」と呼ばれる渡部聖弥選手と同室だった
この時に恩師の中井哲之監督から授かった言葉が「他喜力」であり、これは「自分が活躍することで他の人が喜ぶ」という意味だ
現在、チームは最下位に立たされているが、宗山選手が打ち、守ることでファンを楽しませることができれば、チーム成績も改善していくと期待されている
彼の今季打率は263と苦戦中だが、新たな対戦投手とのマッチアップが続くことで、徐々にデータも蓄積され、適応できるはずだ
気温が上昇すると同時に、宗山選手のバットも調子を上げてくることが予想される
(落合 紳哉)宗山選手の淡々とした態度は非常に印象的です。多くの選手がアピールする中で、彼は自分らしさを保っているように感じます。今後の成長が楽しみです。
ネットの反応
楽天の宗山選手に対するコメントは、彼のプレースタイルや人柄に関する評価が中心となっています
在学中の広陵高校や明治大学の監督の指導を受け、彼は謙虚で礼儀正しい性格を持つ選手として注目されています
特に、ドラフトで1位指名を受けた選手が天狗になってしまうことが一般的ですが、宗山選手は入団後も変わらず努力している姿勢が支持されています
このような彼の持ち味は素晴らしい指導者や仲間、家庭環境に支えられた結果だとコメントされています
また、宗山選手が最近打ったタイムリースリーベースに対してベンチの反応が鈍かったことが話題になっており、その光景が彼にプレッシャーを感じさせ、さらなる自己成長を促すのではないかとの意見もあります
新人ながらもチームの浮沈を背負う覚悟を持っていると評価されています
さらに、先輩であるイチロー選手の明確なスタイルを参考にしつつも、自分のアプローチを見出している様子に賛同する声が多く見られます
全体として、宗山選手に寄せられたコメントは、彼の実力や態度だけでなく、チーム全体の化学反応についても考える機会を提供しています
彼が成長することでチームも活性化される期待感が強く、今後の活躍に注目が集まっています
ネットコメントを一部抜粋
宗山選手が在学していた広陵高校や明治大学の監督は、どちらも包容力のある指導者だと感じました。
いつかビールかけで大はしゃぎする宗山を見たいね。
宗山選手は先日タイムリースリーベースを打っても、ベンチがお通夜で殆ど祝福されてなかった。
打率2割6分ぐらいで苦しんでるって、1軍でほとんどショートのスタメンでルーキーがこれくらい打てるなら素晴らしいと思う。
とにかくなり振る舞いが良いですね。野球も上手で言う事なし。
キーワード解説
- プロ初本塁打とは?プロ野球選手がプロ入り後初めて打つ本塁打のことを指します。
- 変化球とは?ストレート以外の投球で、スライダーやカーブなど様々な種類があります。
- 他喜力とは?自分が活躍することで、周囲の人々が喜ぶという考え方です。

