試合は4-3という僅差で、楽天は九回に代打の村林選手が同点となる2ランホームランを放ち、続いて浅村選手の適時三塁打によって勝ち越しに成功した
一方、ソフトバンクは抑えのオスナ選手が崩れ、これによりチームは3連敗を喫し最下位に転落した
この試合で注目されたのは、ソフトバンクの中村選手である
18年目のプロ生活を送る中村選手は、両チーム無得点の六回に、先発投手・岸選手の直球を捉え右翼へ1号3ランを放ち、先制点を挙げた
打席には二死一、二塁という好機で迎えた中村選手は、3ボール1ストライクからの失投を逃さず、思い切りの良いスイングで会心の一打を放った
昨シーズンは代打としての出場機会が増え、101試合の出場で打率は2割2分1厘、また本塁打は12年間で初めてのゼロという成績であった
今年は代打としての起用が見込まれていたが、近藤選手の腰の故障に伴い、小久保監督がスタメン起用を決断したのは、中村選手が練習に励み、チームを盛り上げてきた実績に基づいている
試合後、中村選手は「(先発の)前田純選手が頑張っている中、先制点を挙げられてよかった」と、チームへの貢献を喜んだ
今後のチームの展開にも期待が寄せられる
楽天がソフトバンクに逆転勝利を収めたニュースは、両チームのファンにとって注目の試合だった。特に中村選手の活躍は、長いキャリアを持つ選手が重要な場面で力を発揮できることを示している。また、ソフトバンクの抑え投手を打ち崩したことで、今後の試合展開がどうなっていくのか、両チームともに興味深い要素を感じさせる。
キーワード解説
- 逆転勝利とは? 試合で一度リードを奪われたチームが再びリードを取り戻して勝つこと。
- 代打とは? 通常ではスタメンでプレーしない選手が交代で打席に入る役割。
- 適時三塁打とは? 打ったボールが三塁に達し、その間に走者が本塁を踏む得点が入ること。
- 失投とは? 投手が本来投げるべき球をミスし、打者に有利な球が投げられること。

