2回表には、0―2と劣勢の状況から、5安打と2四球を利用して一挙に5得点をマークした
このビッグイニングで特に目を引いたのは、7番・菊池の同点二塁打であり、彼の打撃が試合の流れを一変させた
加えて、最も甲子園の観客を驚かせたのは、1番・二俣によるファウルの粘りだった
同点に追いついた後、1死二、三塁の場面で、制球が定評のある阪神・村上投手に対して二俣が見せた打席は圧巻だった
フルカウントになった後は、5球連続でファウルを打ち続け、その結果、14球目で低めの速球を見送り、四球を獲得
このプレーに対して阪神ファンの間からはため息が漏れた
今シーズン、1、2番を務める二俣・矢野のコンビは、こういったしつこい打撃で攻撃のリズムを作ることがトレードマークとなっている
2回表には、二俣の四球を機に、矢野が「マティ(二俣)が粘って良い形でつないでくれたので、何とか食らいついていきました」と語り、勝ち越しの犠牲フライを打ち上げた
また、4番・末包の2点適時打も出て、計5点を奪うことに成功した
村上投手にこの回だけで54球を投げさせることに成功し、開幕戦で完封を許した右腕をファウル地獄に引きずり込んだ広島の攻撃力が光った
今回の広島の逆転劇は、特に打撃の粘り強さが際立っていました。特にフルカウントに持ち込んでまで粘る姿勢は、若い選手たちにとって非常に参考になるプレーです。阪神ピッチャーとの駆け引きが試合をより面白くし、まずはこの粘りを見せられたことで流れを引き寄せた点が素晴らしい結果に繋がったと言えるでしょう。
ネットの反応
阪神が広島戦で逆転勝利を収めた試合に関するコメントは多岐にわたっており、村上選手に対する「ねちねちファウル地獄」の評価や、試合の進行に対する多くの意見が見受けられました
特に、阪神の粘り強い攻撃スタイルに感心するファンが多く、村上選手が投じられたボール数54球のうちファウルでしのいだことが称賛されています
「こういう攻撃ちょっとは見習って欲しい」という意見もあり、選手たちの努力を認める声が強調されていました
一方で、「ねちねちって…」といった表現に疑問を投げかけるコメントもあり、選手への配慮が求められる場面もありました
試合時間短縮への要望がある中で、打者にも何らかの制限が必要ではないかとの意見もあり、攻撃方法をめぐる議論が続いています
また、新井監督の采配については一部ファンから納得がいかないという声が上がり、今後の戦略に対する期待と不安が交錯しています
全体を通して、阪神の選手たちが粘り強いプレーで逆転を果たしたことは評価されつつも、表現方法やチームの采配に対して様々な意見が寄せられています
ネットコメントを一部抜粋
ヤクルトは本当に巨人の犬やなぁ
ただでさえ試合時間の短縮が望まれてるんだから来シーズンからは10球目まで打てなかったら三振でいいです。
こういう攻撃ちょっとは見習って欲しいよ…
ネチネチなんて表現するなよ。ファウルで粘れるのもどの球種にも合わせれるスイングが無くては出来ないよ。
新井監督の采配はあまり納得出来ない
キーワード解説
- フルカウントとは?打者が最初に3つのストライクを取られず、且つ4つのボールをもらうと、打者は自動的に四球を獲得する状態を指します。
- 犠牲フライとは?ランナーがいる状況で、打者がフライを打ち上げ、ランナーがホームへ帰れる場合、その打者はアウトになるが、得点を生むことができる打撃のことを言います。
- 適時打とは?試合において、特定の場面で得点を生むヒットのことを指す概念です。例えば、ランナーがいる時に打てばその得点に直結します。

