これにより、関西外大の勝ち点は15に達し、上位を維持する形となった
この試合で試合を決めたのは4番打者の鴻谷一翔内野手(3年=初芝立命館)だ
試合は3-3の9回、1死満塁という緊迫した状況で迎えた打席で、前の打者が申告敬遠されての結果であった
西浦敏彦監督(62)から「4番らしく力むな」というアドバイスを受けた鴻谷は、追い込まれながらも変化球に食らいつき、中前に落とすサヨナラ打を放った
この一打で試合が決まり、興奮した鴻谷は何度も雄たけびを上げた
「バットに当たればいいと思って振りぬいたら、前に落ちました
守備で迷惑をかけた分、打たなきゃと思い力が入った」と振り返った
鴻谷はこの1年春からクリーンアップを任されてきた選手であり、西浦監督も「彼は信頼できる選手であり、絶対に外せない存在」とその実力を高く評価している
鴻谷自身も「1年前の春は結果を残せなかったが、その経験が今の勝負強さにつながっている」と過去の経験を活かしている
昨春には入れ替え戦を勝ち抜いて1部に昇格し、昨秋は5位となったが、今春リーグでは好成績を収めている
西浦監督は、大阪の公立校を30年間指導し、2020年から関西外大を率いる中で、チームを春季リーグの主役へと導いている
鴻谷は「これが大きい1勝だ」と語り、優勝争いの混戦模様について意気込んでいる
しかし彼は「まだまだ
全員が浮かれるわけにはいかない、一戦必勝の姿勢で目の前の試合を一つずつ勝っていくことが目標だ」と気を引き締めている
今回の試合では、関西外大が見事なサヨナラ勝ちを収め、大きな意味を持つ一勝となりました。チームの戦力が強化されていることを示すだけでなく、選手たちの成長や監督の信頼関係が結実した結果と言えます。今後のリーグ戦においても、この調子を維持しさらなる成果を上げることが期待されます。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは?試合が同点の状態で、最終回に得点を上げて勝利することを指します。
- クリーンアップとは?野球において打順の3、4、5番の選手のことを指し、主力打者として得点を狙う役割を担います。
- 申告敬遠とは?ピッチャーが意図的に四球を与えるために、バッターに対して敬遠の意思を前もって示すことです。

