滝川の新井瑛太、強豪報徳学園との激闘を振り返りメンタル面の課題を認識

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◆春季兵庫県大会 ▽3回戦 報徳学園5―0滝川(27日・明石トーカロ) 滝川の今秋ドラフト候補右腕・新井瑛太(3年)が、昨夏覇者・報徳学園相手に7回2/3を投げ、5安打5失点(自責点は1)という成績を残した

奪った三振は7個、自己最速を1キロ更新する152キロを記録するも、敗戦後、新井選手は「6回に4点を取られて、フォームやメンタルが揺らいでしまった」と反省の言葉を述べた

試合の展開と反省点

試合の中で、特に問題となったのが6回のイニングだった

2死満塁の場面で、報徳学園の3番打者である山岡純平選手(3年)に右前適時2点打を浴び、ここから4点を失った

このイニングで新井選手は流れを大きく崩し、続く8回にも3四球を与え、さらに1失点という結果に

最終的には計11四球を記録し、投球数は大きく膨れ上がり170球に達した

好投もスカウトの目に留まる

新井選手は、試合の中で5回までは3安打無失点という安定したピッチングを披露したが、その後の失点が響き敗北

打撃面でも3番打者として活躍し、9回には右前打を記録

そんな中、9球団のプロ野球スカウトが新井選手を視察し、巨人のスカウトとして現場に訪れていた岸スカウトは「体の力は高校生トップクラス

二刀流、両方の可能性を感じるのが非常に魅力」と評価している

新井選手の今後の展望

この試合を通じて、新井選手は「もっと強豪に向かっていけるような、圧倒できるような投球をしたい」と意気込みを見せ、夏の兵庫大会に向けての準備を進めている

また、彼は今月上旬に行われたU-18日本代表候補選手の強化合宿にも参加しており、さらなる成長を目指している

報徳学園の勝利条件
報徳学園は、背番号11の岡田壮真投手(3年)が滝川を4安打で完封するなど、8強進出を決めた

試合は5回まで0―0で進む接戦を繰り広げたが、大角健二監督(44)は「プラン通り、うちのペース(だった)」と自信を見せている

昨年は春夏の甲子園に出場したが、新チームは秋には初戦敗退を喫し、リベンジを果たすべく春の王座を狙っている

新井瑛太選手の試合後の反省は、メンタル面の重要性を強調しています。特に強豪チームとの対戦において、プレッシャーにどう対応するかが今後の課題です。ただし、この試合で彼が見せた152キロの球速は素晴らしく、将来の可能性を感じさせます。今後が楽しみです。
キーワード解説

  • ドラフト候補とは? - プロのスポーツチームが選手を指名する時に、その選手が持つ将来性や能力を評価していること。
  • 奪三振とは? - 投手が打者から三振を取ること。三振は打者が投球を打てずにアウトになることを指し、これを多く取ることは投手にとっての重要な指標。
  • 自責点とは? - 投手が自分の投球によって生じた失点のこと。守備のミスや他の要因による失点は自責点には含まれない。

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