村上投手は、両リーグトップの５勝目をマークし、その投球内容が高く評価されている
元阪神コーチで現在はデイリースポーツの評論家を務める福原忍氏（４８）は、村上投手の成功要因を分析した
特に注目したのは、山田選手やサンタナ選手から奪った見逃し三振であり、その要因として「内角への真っすぐ」が挙げられている
村上投手のピッチングスタイル
村上投手は、初回1死の場面でサンタナ選手、そして二回2死二塁の場面で山田選手を内角への真っすぐで見逃し三振に仕留めたことが、好投のポイントだと言えるこれは単にアウトを奪うだけでなく、序盤からヤクルト打線全体に内角を意識させる効果も持っていた
打者の立場から見ると、いつ内角に来るのかという意識が強まることで、外角へ投げるスライダーが見えづらくなる
特に村上投手のコントロールの良さが際立っており、打者にプレッシャーを与える要因となっている
バッテリーの役割
村上投手と捕手の坂本選手との連携も重要であった捕手が迅速にサインを出すことで、投手はリズム良く投げることができる
捕手との考えが一致することで、効果的な投球が可能になると言える
村上投手の完封勝利は、ヤクルト打線に対する効果的な投球があったからこそ実現したものでしょう。特に内角を意識させることで、打者の読みを外す戦略が成功しました。また、坂本捕手との連携も重要で、バッテリーの意思疎通が勝利をもたらしたと感じます。
キーワード解説
- 内角とは？：バッターの体に近い位置のストライクゾーンのこと。内角を攻めることで、打者に苦痛を与える戦略的な投球が可能となる。
- 見逃し三振とは？：打者が来る球を見送ってしまい、ストライク判定になりアウトとなること。打者の読みを外す重要な投球技術。
- コントロールとは？：投手が自分の投球を意図した場所に正確に投げる能力。良いコントロールは、打者に対して有利な配球を可能にする。
