ソフトバンク、逆転サヨナラ勝利の背後に潜む課題とは?

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◆ソフトバンク4×―3ロッテ(2日、みずほペイペイドーム) 試合はドラマチックな展開に

3番と4番が打てず9回2死走者なしという窮地から、代打の川瀬が決勝打を放つ逆転サヨナラ勝ちを収めた

川瀬は相手投手の益田の状態を的確に見極め、狙った球を逃さずに捉えることができた

川瀬は4月22日のオリックス戦で9回裏に同点打を打った経験が、この日の勝利にも大きく寄与したようだ

故障者が多い現在のメンバーで、最後の最後に連携を見せた勝利はチームにとって大きな励みとなる

試合の流れと課題

しかし、8回までは試合運びに課題が残った

先頭打者が4度出塁したにもかかわらず、得点に変えられたのは中村の二塁打による5回の1点のみ

初回、3回、8回には無死一塁の状況からも得点に結びつけることができなかった

貴重な経験を積む若手選手たち

3回の無死一塁では、海野が初球からバントを2度失敗した挙句に遊ゴロ併殺に打ち取られた

このことは、サインが送りバントだった場合、最低限の仕事ができなかったといえる

右打者のバントで自分も生き残るのは難易度が高く、走者を進めることに集中するべきだった

繋ぐ意識の重要性

対照的に、5回の無死二塁からの柳町の適時打は、走者を進める意識が生んだ結果であり、チームはこれを求める必要がある

続く牧原大も初球をセーフティーバントし、俊足の左打者としての役割を果たした

主力選手が欠けている今、1点でも多く得点するために若手選手の成長が必要で、彼らが「野球勘」を磨くことで、今後の課題も克服できることが期待される

故障者が戻るまでに、追い上げの状況を作りたいところだ

今回のソフトバンクの逆転勝利には喜びがある一方で、課題も浮き彫りとなった。特に、初回や3回、8回に得点を逃した場面では、細かな技術が必要だと感じる。若手選手にとって、この厳しい状況は成長の機会となるはずだ。
ネットの反応

ソフトバンクの最近の試合について、ファンからのコメントは多様で、特に逆転勝利の喜びと同時に選手たちのパフォーマンスについての懸念が寄せられています

秋山選手についての冷静な評価があり、「ファンの思いと温度差がない」という指摘も見受けられました

海野選手に対しては、成績の低迷や進塁打が打てないこと、さらには盗塁阻止率の低さに関する厳しい意見が目立ちました

コメントの中では、「海野は正捕手構想から外れるべき」といった声や、「他の選手に早く切り替えるべき」という意見もありました

また、ファンは基本的なプレーをしっかりとやることの重要性を強調し、「細かい野球」ができていない現状を憂慮しています

監督に対しても、もっと選手を見極めて、有能な選手を起用するようにとの厳しい意見がありました

特に若手選手が成長できていないという批判があり、「試合運びにおいても知見を持ってもらいたい」という期待が込められています

ファンは、進塁打や守備力といった基本的な部分の向上を切に求め、指導陣や選手たちの改善を期待しているようです

全体的に、勝利そのものは喜ばしいものの、その内容に対する厳しい目線が多く寄せられ、細かい執着と今後の成長への期待が交錯しています

ネットコメントを一部抜粋

  • 秋山さんの冷静なコメント。ファンの思いと全く温度差がない。
  • 育てるという視点では最早海野ではなく、渡邉陸にシフトしていくべき。
  • 海野は藤本政権ではずっと二軍で、戦力外状態だった。
  • 監督は「奇跡です」と。これでは勝利とは言えないですね。
  • 細かい野球。イメージない。隙のない野球のイメージ。
キーワード解説

  • 逆転サヨナラ勝ちとは? 試合の終盤で相手チームが勝利している中、最後の回で逆転して勝つ事を指します。
  • 送るバントとは? チームメイトの走者を進めるために、自分はアウトになってもバントで打球を転がす技術のことです。
  • セーフティーバントとは? バッターがバントを試み、自分も生き残る可能性を高めるために早めに打球を転がすことを指します。

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