西武、育成契約から支配下選手登録へと進化したモンテル外野手の挑戦

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埼玉西武ライオンズは7日、育成契約から支配下選手登録へと進化を遂げたモンテル外野手(25)を正式に発表した

これにより、モンテルはプロ野球の舞台でユニフォームを着用する権利を得ることとなり、選手として新たな一歩を踏み出したことになる

夢を叶えるための道のり

モンテル選手は2022年秋の入団会見において、選手ではない大柄な若い男性とともに登場した

この男性は、モンテルの兄である日隈ジュリアスさん(27)であり、かつてヤクルトに所属していた左腕投手である

日隈さんは、2015年のドラフト会議で4位指名を受け入団したものの、左肘に故障を抱えており、トミー・ジョン手術を受けるなど、そのキャリアは波乱に満ちていた

結果、2017年に戦力外通告を受け、その後育成契約に切り替えられたが、再び2020年に戦力外通告を受け、引退に追い込まれてしまった

兄の夢を引き継いで

モンテル選手は、兄の夢をかなえることを自身の目標に掲げ続けてきた

「支配下選手から育成に落ちて

兄は1軍の舞台に立つことができず、そのまま引退してしまった気持ちがあり、その兄の夢の分も僕がかなえたい」と語った

支配下登録の決定を受け、モンテルはまず母親に電話をかけ、その後に兄にも報告したようだ

「ここが終わりじゃないから、この先もずっと長く野球をやってくれ」と兄からの温かいメッセージが届いたという

モンテル選手の支配下選手登録は、彼自身だけでなく、兄の日隈ジュリアスさんの夢も体現する重要な瞬間だ。これからのプロとしての挑戦が注目される。
キーワード解説

  • 育成契約とは?
  • 支配下選手とは?
  • トミー・ジョン手術とは?

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