今回の出来事は、阪神ファンと中日ファンの対立が引き金となり、暴動へと発展したものだ
事件の発端:阪神ファンの挑発行為
岐阜市の長良川球場(現・ぎふしん長良川球場)は、1991年にオープンし、同年の4月14日に初のプロ野球公式戦が行われた当日は中日対大洋の試合が行われ、その後も毎年1、2試合程度の公式戦が組まれている
2003年6月11日、首位を独走する阪神と中日が対戦したが、中日は試合開始当初から劣勢に立たされていた
紀藤真琴投手が先発し、5回までに相手に7点を奪われる一方的な展開となった
最終的に中日が2対7で敗北したが、試合終了後の21時10分に事態は急変した
試合が終わり、気分が高揚した十数人の阪神ファンがグラウンドに飛び降り、中日ファンに向かって「弱い」「降りて来い」と挑発した
これに対して中日ファンの一部が激怒し、メガホンなどを投げつけ、さらには警備員の制止を振り切ってグラウンドに突入
応酬が始まり、混乱が広がった
発生した催涙スプレー事件
乱闘が続く中、突然「バーン!」という破裂音が鳴り響き、右翼席と一塁側スタンドの中間から黄色い煙が立ち昇ったこのスプレーは催涙スプレーと呼ばれるもので、警察や軍隊などが使用することもあるが、一般的には群衆制御のための手段として知られている
目撃者によると、スプレーを撒いていたのは阪神ファンの一人で、茶髪に阪神のメガホンをぶら下げていたとされている
この事件は、その後の野球観戦におけるファンの行動に大きな影響を与える結果となった
さらなる安全対策が求められるようになり、プロ野球界でも観客の行動に対する規制が強化された
2003年に岐阜の長良川球場で発生した暴動事件は、ファンの挑発がもとで激しい乱闘に発展したことから、野球観戦のマナーや安全に関する問題が再浮上しました。この事件は、ファン同士の対立が暴力行為に繋がる危険性を改めて示しました。
ネットの反応
今回のコメントには、阪神ファンに対する否定的な印象が多く見受けられました
特に「催涙スプレー事件」に関連して、阪神ファンの一部が過去に暴力的な行為を行ってきたことが取り上げられ、その影響で「阪神ファンは凶暴である」というイメージが強くなったと指摘されています
また、1985年の甲子園での暴動や観客の乱入事件など、過去の事件も振り返られています
これらの行為については、多くのファンが「マナーの悪さを反省する必要がある」と思っているようですが、一方でその中にも熱心な阪神ファンからの反論も一部存在しました
さらに、ファン層の中には、他の球団に対しても過激な行動を取る者がいるとして、一部のファンの行動を全体のイメージと結びつけることに対する違和感を示す声もあります
ファンの間で「このような行動をするファンは一部であり、多くは心温まる応援をしている」とする意見もあり、阪神ファン全体を一括りにすることへの反発も見られました
しかし、依然として「阪神というチームが調子が良いとそれに便乗する一部のファンの問題が浮き彫りになり、問題視されることが多く、そういったファンは警察に通報するべきだ」との意見が強調されています
阪神ファンの行動については、「絶対数が多い」ため、一般的に困ったファンが目立ちやすいという意見もあり、これを機にファン全体のマナー向上が期待されています
ネットコメントを一部抜粋
今もそうだけど昔はホンマにマナーの悪いバカな阪神ファンが多かった。
星野さんの言う通り阪神ファンでも何でもない、ただイキりたいだけのアホな輩。
阪神ファンと浦和ファンには関わらないのが吉。
当時は、鳴り物は太鼓ぐらいかな、阪神ファンのやじがよくきこえてたな。
こういった「困ったひと」が紛れてしまうこともある。
キーワード解説
- 催涙スプレーとは?
- 紀藤真琴とは?

