巨人、新4番にキャベッジを起用し逆境を乗り越える戦略を模索

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(セ・リーグ、ヤクルト-巨人、8回戦、10日、神宮)昨季のリーグ王者である読売ジャイアンツの調子が不安定な状況が続いている

主力選手である岡本和真選手が怪我で欠場している中、新たにトレイ・キャベッジ選手(28)=前パイレーツ=が「巨人軍第93代4番打者」として新たなオーダーに組み込まれた

岡本選手は6日の阪神戦において、守備中に打者走者との接触が原因で負傷し、翌7日に左肘の靭帯損傷と診断された

この影響で、岡本選手は長期の離脱を余儀なくされた

これに伴い、阿部監督は開幕から3番を打っていた吉川選手を4番に据える決断をしたが、これが期待通りにはいかず、吉川選手はプロ入り初の4番打者としてのプレッシャーからか、2試合連続で無安打に終わってしまった

その後、チームは吉川選手を再び3番に戻し、代わりにキャベッジ選手を4番に起用することにした

キャベッジ選手は来日後初の4番でありながら、これまでの成績は打率3割に加え、岡本選手に次ぐ5本塁打を記録している

岡本選手の穴は大きいが、阿部監督は「本人も痛いし、チームも痛いけど、みんなで一丸になるチャンスだと思ってやっていこう」と声をかけ、選手たちを鼓舞した

チームは今後、キャベッジ選手が4番として活躍できるかによって、今シーズンの戦い方が大きく変わる可能性がある

今後の試合で、どれだけこの新オーダーが機能するかに注目が集まる

今シーズンの巨人は、岡本選手の怪我によって打線に大きな影響を受けている。新たに4番に入ったキャベッジ選手が今後どのようにチームを支えていくのか、ファンとしても注目したいところである。監督が選手たちを奮い立たせようとしている姿勢も心強い。
キーワード解説

  • 4番打者とは?チームの主力打者で、主に打順4番で打席に立つ選手のことを指し、試合の勝敗を左右する重要な役割を担っています。
  • 靭帯とは?スポーツ選手にとって重要な関節を安定させ、動きを支える繊維状の組織で、損傷すると長期間の治療が必要となることがあります。
  • 打率とは?選手が打席に立った回数に対して、ヒットを打った回数の割合を示す指標で、選手の打撃能力を測る重要な数値の一つです。

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