ソフトバンクの山川穂高、教え子リチャードのトレードについて語る

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(パ・リーグ、ソフトバンク6―1西武、10回戦、ソフトバンク5勝5敗、13日、京セラ)ソフトバンクは、今季唯一の大阪での主催試合で、西武相手に10安打6得点で快勝した

今回の試合で注目されたのは、山川穂高内野手(33)である

彼は、巨人とのトレードでチームを離れた教え子であるリチャード内野手(25)への思いを明かした

プロ野球においてトレードは頻繁に行われるが、今回のトレードはファンや関係者にとって衝撃的な出来事であった

試合前の練習後、山川は待っていた報道陣に「また後で…」と言い残し、ベンチに引き上げた

試合では「4番・指名打者」として出場し、六回には右前打、七回には内角球を見逃さずに左翼フェンス直撃の適時打を記録し、勝利に貢献した

試合後、再び報道陣に囲まれるとリチャードに関連する質問が相次いだ

山川は「今さら『頑張れ!』と言うのは違和感がある」と笑いながら答え、「(移籍)報告の電話も『は~い』って5秒で終わった」と振り返った

リチャードとの関係については、オフの自主トレーニングで共に汗を流した仲であり、彼の独り立ちを心から願っている

山川はリチャードを「本当に真面目で優しい子」と評価し、彼との関係は今後も続くと期待を語った

しかし一方で、「プロでは稼げない」とも言及し、厳しい世界であることを再確認した

現在、自身も打率が2割に届かない不振にあり、焦りを感じている様子だ

山川はリチャードに対し、「信念をもってやれるかが大事」とメッセージを送った

過去に4度ホームランキングに輝いた経験を持つ彼は、新天地でのリチャードの成功を心から願っている

今回の山川選手の発言には、プロとしての厳しさが感じられます。教え子のリチャード選手に対する思いやりとともに、プロ野球の厳しい現実を直視している姿勢が印象的です。彼の経験者としての言葉は、若い選手にとって大きな支えとなるでしょう。
キーワード解説

  • トレードとは?プロ野球において選手が他のチームに移籍する制度のことです。選手の能力やチームの戦略によって行われます。
  • 指名打者とは?主に打撃専用の選手が出場するポジションで、守備に就かずに打席に立つ役割を担います。
  • 打率とは?打者が何打数のうち何安打を記録したかを示す数値で、選手の打撃能力を測る重要な指標です。

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