村上がレギュラーシーズンではプロ初の中5日となり、球団では1966年のバッキー以来、59年ぶりの3試合連続完封を狙ったが、初回先頭の秋山に一発を浴び、21イニングぶりの失点を喫した
それでも7回2失点でゲームメークを行った
連続無四球は36イニングに伸び、「無駄な走者を出さなかったので粘れたと思いますし、良かったんじゃないかなと思います」と、先発の責務を果たした
昨年4月30日に続いてまたも秋山に許した初回先頭弾は、村上にとってショッキングな出来事であった
さらに2死から末包と坂倉の連打で2点目を失い、首位攻防戦での立ち上がりにつまずいた
「初回に点を取られてしまったのは嫌な空気というかリズムに乗れなかったと思うので、そこは本当に申し訳ない」と反省の弁を述べた
しかし、2回以降は「テンポ良く行けたら、何とか粘れば追いついてくれる」と気持ちを切り替え、粘投を続けた
6回1死では「サインが出たので、流れを変えるためにもいい球だったんじゃないかな」と振り返った64キロの超スローボールで、末包を中飛に仕留めた
随所に持ち味をちりばめた91球も、7勝目はお預けとなった
プロ野球における投手の役割は非常に重要であることを再認識させられる試合だった。村上投手は初回の失点を気にしすぎたのかもしれないが、2回以降の粘投は評価に値する。今後も彼の成長に期待がかかる。
キーワード解説
- 中5日とは? 中5日とは、投手が試合に登板した後、次の試合に登板するまでの間に中4日を経て5日目に登板することを指します。
- 完封とは? 完封とは、投手が試合中に相手チームを1点も取らせずに試合を終えることを意味します。特に重要な成績の一つとされています。
- サインとは? サインは、選手が監督やコーチから指示を受け取るための合図のことを言います。バッティングや守備、投球など様々な場面で使われます。

