江川氏は、菅野の活躍が日本のピッチャーに対する評価を高めていると指摘しつつ、特に彼の投球スタイルに関する心配を示した
菅野投手はメジャーリーグでの初シーズンを迎え、これまでに4勝3敗、防御率3.08という成績を残しているが、江川氏はその背景にある投球の質にも注目している
江川氏は、「日本のピッチャーはコントロールが良く、ボールの扱いがうまいと(再認識された)」と述べる一方、菅野のツーシーム(投球の種類で、打者に直線的に見えるが急激に落下するボールについて)は特に注目に値するとした
江川氏は、ツーシームに関して「少し挟んでシュート気味に落とす」技術が、菅野によって打者に対して高い効果を持っていると分析し、菅野自身が「そのボールを打者がよく振るので有効的だと分かっている」と述べたことにも言及した
このような理解力が、彼をメジャーリーグでも素早く適応させている要因の一つだと江川氏は考えている
しかし、江川氏は心配事もある
「ツーシームは知らない間に肘に負担をかける
それを菅野選手が理解していて、慎重に投げているなら問題ないが」と警鐘を鳴らした
江川氏は、ツーシームが有効であるものの、投げる投手が減少している理由にはそのリスクが関与していると分析し、「必要のない時は使用を控えるのが良いと思う」と具体的なアドバイスも行っている
江川卓氏が菅野智之投手の投球技巧に関して、称賛と共に懸念を示したことは、プロ選手にとって非常に重要な指摘だ。特にツーシームのリスクについての警鐘は、若い選手たちにも考えさせる良い機会になるだろう。
ネットの反応
江川卓氏の発言が注目されている中で、菅野智之選手のメジャーリーグ挑戦に対する意見が多く寄せられています
特に、メジャー球に対する菅野選手の順応力を称賛する声が多く、「メジャー球をぜんぜん苦にしていなさそうなのは凄い」といったコメントが見受けられます
一方で、ツーシーム投球が肘に負担をかけるのではないかとの懸念もあり、「ツーシームが肘に悪いってのはよく聞くが、本当なのかな?」という疑問が寄せられています
江川氏は、その知識と経験から多くのファンの期待を集めていますが、メジャー球団に監督として招聘されることを期待する声もあります
「江川卓氏のような素晴らしい人材をNLB各球団が監督に招聘しないのが残念だ」という意見が、多くの読者の感情を反映しています
その一方で、菅野選手が腰痛を抱えていることが不安視されており、「菅野は腰痛だけが心配」といったコメントが見受けられます
このように、菅野選手への期待と懸念が交錯する中、ファンは彼の活躍を見守っています
コメントには、「江川さんが高校か大学時代にMLBへ行っていたら、どの程度活躍できたか」と、歴史的な視点を取り入れるものもあり、江川氏や菅野選手に対する熱い思いが込められています
そして、「菅野は百も承知でやっとメジャーに挑戦できた」という意見から彼の覚悟もうかがえ、ファンの支持を受けながら、今後の挑戦に期待が寄せられています
ネットコメントを一部抜粋
スイーパーが肘に悪いってのはよく聞くけど、ツーシームが肘に悪いは初めて聞いた気がする、本当なのかな?
メジャー球をぜんぜん苦にしていなさそうなのは凄いと思うわ。
どうして江川卓氏の様な、卓越した野球理論、人生哲学を兼ね備えた素晴らしい人材をNLB各球団は監督として招聘しないのか、本当に残念でなりません。
菅野はそんな事は百も承知でやっと希望が叶って行けたメジャーだから1年、1年、年齢的な事も含めて勝負だと思って悔いのない様に今のベストを尽して頑張ってると思う。
菅野は腰痛だけが心配だわ巨人の吉川もだけど…この二人は腰痛でダメってイメージが強いから(笑)
キーワード解説
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