戸郷翔征、開幕からの苦しみを乗り越え今季初勝利を達成

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◇セ・リーグ 巨人5―2ヤクルト(2025年5月25日 東京D) 先発投手としての重圧を背負い続けた戸郷翔征選手(25)が、ヤクルト戦で今季の初勝利を飾りました

彼は今季7度目の登板となる試合で、6回を投げ7安打2失点(自責点1)という成績を残し、チームに重要な白星をもたらしました

この試合では、今季最多の108球を投げ抜き、チームを今季初の5連勝へと導きました

彼は試合後、記念すべきウイニングボールを大切に左ポケットにしまい込み、満面の笑みでヒーローインタビューを受けました

戸郷選手は「長かったですね

何とか勝ちを付けたいと思いながら、一人だけ開幕していなかったので勝てて良かった」と喜びを語りました

開幕投手としての期待の中、彼は苦しい時期を経験してきました

4月11日の広島戦では3回1/3を10失点でKOされ、その後2軍降格を余儀なくされました

その間、先輩エースたちからの励ましが大きな支えとなりました

「エースとして振る舞うように」との指導を受け、ポジティブな考えを持ち続ける努力をしました

さらに、昨年までのチームメイトである菅野選手からも電話で励ましを受け、原点に立ち返ることができたといいます

彼は勝てない理由に向き合い、特にストレートのボールデータの向上に取り組みました

「ストレートの数値がここ数年で一番悪かった」と振り返り、フォークボールが打たれないという悪循環も経験しました

しかし、今月の阪神戦では今季最速152キロを計測するなど、徐々にフォームを取り戻しつつあります

「球速はそう出ていない真っすぐでも押せた

質は良かったかなと」と、自信をみなぎらせました

戸郷選手は「苦しんだ分だけこの一球(ウイニングボール)が凄い欲しかった

これから逆襲が始まります」と、今後への意気込みを語るなど、良い流れを生み出しつつあります

その初勝利は、彼自身の成長を象徴するものであり、今後の活躍に期待が寄せられています

戸郷選手が今季初勝利をつかんだことは、彼のキャリアにとって重要な意味を持つ出来事です。特に、苦しい時期を乗り越えたことで成長を実感している様子が伝わります。彼の言葉には自信が溢れており、今後の活躍にますます期待が高まります。
キーワード解説

  • ウイニングボールとは?試合の勝利を象徴する記念のボールであり、選手が試合中に得た勝利を祝うために大切に保管されることが多い。
  • 先発投手とは?野球において、試合の初めに登板し、相手チームの打者と戦う役割を担う投手を指す。先発投手はその試合の流れを大きく左右する。
  • フォークとは?投球技術の一つで、ボールが打者に向かって落ちるように伸びることが特徴。主に打者を翻弄(ほんろう)するために使用される。

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