安仁屋宗八氏、プロ野球の名勝負を振り返る

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広島、阪神で通算119勝を挙げ、現在はデイリースポーツの評論家として活躍する安仁屋宗八氏が現役時代の思い出を語った

特にON(王貞治選手と長嶋茂雄選手を指す言葉)との名勝負やチームメートとの楽しいエピソードを振り返り、昭和のプロ野球ならではのエピソードも披露した

ONとの真っ向勝負

安仁屋氏は、ONとの対戦がいかに特別だったかを説明した

彼の話によれば、かつて王選手と長嶋選手が見逃した球はストライクであってもボールと見なされることがあったという

審判からの強い権限が影響していた時代の名残で、まさに名選手たちの存在がゲームに影響を与えるものだった

このような背景から、安仁屋氏はONから“見逃しの三振”を取ったことがないと述べている

記憶に残る1安打完封

特に印象的だったのは、1966年の巨人戦での1安打完封

八回まで無安打投球を続け、一歩手前でノーヒットノーランを逃した経験を語る安仁屋氏

「七回ごろから周りの雰囲気が変わってきた」と話し、調子は普通だったが、意識が高まる場面での心理状態を振り返った

王シフトと打撃スタイル

王選手の打撃スタイルに対しても触れ、特に守備シフト「王シフト」について言及

王選手はホームランを狙うバッターであり、そのため内野手が右側に寄って守ることが多かった

安仁屋氏も真っ向からの勝負を挑んだが、打たれた場合も気にしないと割り切っていた

安仁屋氏のプロフィール
安仁屋宗八氏は1944年8月17日生まれで、沖縄県出身

沖縄高(現沖縄尚学)のエースとして甲子園に出場後、広島カープに入団、阪神を経て広島に復帰

引退後はコーチや監督としても活躍し、現在は広島カープOB会の名誉会長を務めている

安仁屋宗八氏のインタビューは、プロ野球の歴史や名勝負の背景を深く知る貴重な機会です。ONとの対戦の話や昭和の時代の独特なルールについて知ることで、当時の選手たちの苦悩や努力を理解できるのは大変興味深い。また、安仁屋氏の振り返りからは、時代を超えた野球の魅力を感じることができた。
ネットの反応

今回、安仁屋宗八氏が振り返る昭和のプロ野球に関するコメントには、独自の視点が多く見られます

多くのファンが、安仁屋さんが関与した試合や巨人との関係について語っています

特に、多くのコメントでは、昭和時代の野球環境や審判の権限についての不満が聞かれます

あるコメントでは、「安仁屋と外木場は巨人キラーだった」と言いながらも、「外木場は王にホームランをよく打たれていた」という記憶が共有され、選手同士の厳しい戦いの歴史が伺えます

また、王ボールや長嶋ボールのような特別なボールに対する言及もあり、選手の選球眼やストライクゾーンについての見解が示されています

さらに、「昭和の時代は酷かった」というコメントも見受けられ、特に地方の球団がメディアに取り上げられない現状に対する不満が表現されています

こうした時代背景を受け、巨人が常に注目される中で他のチームを応援していたファンの思いも多くの人々に共有されています

ネットコメントを一部抜粋

  • 確かに、安仁屋と外木場は巨人キラーだった。
  • 王ボールは選球眼が良い王さんが自信を持って見逃すと手を上げにくいこと。
  • 昭和の時代は酷かった。
  • 安仁屋さんの口癖、「そういうことですね」が好きだな。
  • 今は本当に公平になったと思う。
キーワード解説

  • ONとは?プロ野球界で非常に有名な王貞治選手と長嶋茂雄選手のことで、二人の名前の頭文字を取って付けられた呼び名です。
  • ノーヒットノーランとは?投手が試合中に相手チームに一安打も許さず、試合を完了することを指します。
  • 王シフトとは?王選手の強打に対応するために、内野手が特定の位置にシフトする守備戦術のことです。

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