堀内恒夫氏、クオリティ・スタートを巡る持論を展開

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元読売ジャイアンツ監督の堀内恒夫氏が、28日に自身のブログでプロ野球の投手に関する重要な指標、「クオリティ・スタート」についての自身の意見を述べた

クオリティ・スタートとは、先発投手が6イニング以上を投げ、自責点が3以下である場合に与えられる評価である

この指標は選手の能力を測る一つの基準であり、特に賞などの選考基準にも影響を与える

堀内氏は、27日の巨人対広島戦で4敗目を喫した巨人の井上温大投手について、メディアの報道を取り上げつつ、その評価が誤解を招きやすいと警鐘を鳴らした

「井上は現在、プロ5年目で昨年は8勝を挙げ、侍ジャパンにも選ばれた選手ですが、彼に対する過剰な賞賛が今後の成長を妨げる恐れがある」と述べ、特に若手選手への慰めは不要であると強調した

さらに、堀内氏は「クオリティ・スタート」の基準についても言及し、「この評価が勝利につながらない限り、何の意味もない」と厳しい見解を示した

また、対照的に8回を無失点で投げたDeNAのトレバー・バウアー選手を引き合いに出し、「完璧なピッチングができても、勝てなければ意味がない」と指摘

井上選手にも、常に自らを律する姿勢が求められると述べた

堀内氏の指摘は、選手の成績評価に対する考え方を再考させるものであり、特に若手選手が過度に評価されることのリスクを強調している。成績の良し悪しが必ずしもチームの勝利につながるわけではなく、ピッチャーにとっては自己管理が重要であるとの見解は、より多くの選手に響くはずだ。
ネットの反応

元巨人投手の堀内恒夫氏が『クオリティー・スタート』に対する厳しい批判を行い、これに対するネットのコメントが多く寄せられています

コメントでは、クオリティ・スタートで6回3失点という基準が果たして妥当なのか、特に最新の野球環境においては再考が必要だとの意見が目立ちました

また、投手が自身の成績に満足することなく、高いレベルを持つべきとの声もありました

コメントの中には、打撃陣が点数を稼げないために試合に負ける現状を指摘し、投手だけでなく打線も問題視すべきだという意見がありました

一方で、過去のように先発完投が求められた時代から、現在の分業制による評価方法への移行が進んでいることも指摘されています

全体として、クオリティ・スタートという指標が、現在の日本の野球文化にどれほど有用か、再評価が促されています

ネットコメントを一部抜粋

  • 調子悪そうだった中ズルズル行かずに踏ん張ったのはそれだけ力が付いたと思う。
  • 堀内氏の趣旨とは違うかもしれないけど、クオリティ・スタートの6回3失点って防御率にしたら4.50だからね。
  • それは堀内さんが言わなくても本人が一番分かってる事だと思うけどね。
  • まぁ言いたいことは分かるけど、2点しか取られていないのに引き分けに持ち越すことすらできない打線にも言ってもらいたいです。
  • クオリティスタートは目安であって、そこを目指すなと言うのは当然だと思う。
キーワード解説

  • クオリティ・スタートとは?先発投手が6イニング以上を投げて、自責点が3以下の成績を残した際に与えられる評価のこと。
  • 自責点とは?投手が自身の投球によって生じた失点のこと。これにはエラーや他の選手の影響は含まれない。
  • 阪神戦とは?主に阪神タイガースというチームが関与する試合のこと。日本のプロ野球で一番人気のあるチームの一つである。

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