ヤクルト・清水昇投手、先輩の功績に刺激を受けつつ前進を誓う

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東京ヤクルトスワローズの清水昇投手(28)は、5月27日に神宮球場で行われた中日戦において、先輩の石山泰稚投手(36)が打ち立てた「100セーブ、100ホールド」という偉業に深い感銘を受けた

これはプロ野球界において、わずか9人目の達成者であり、2つの異なる役割を成功裏にこなす難しさを象徴している

100セーブと100ホールドとは?

セーブとは、試合が終了するまで自チームがリードしている状態で投手が登板し、失点を許さずに試合を締めくくることを指す

一方、ホールドは、リリーフ投手が試合の流れを維持しつつ、勝利を導く役割を果たすことを示す

この2つを同時に達成することは非常に稀であり、その成果はチームの勝利に大きく寄与している

石山の影響と清水の情熱

今年でプロ12年目を迎える石山は、2018年には自己最多の35セーブを記録し、これは彼のキャリアにおける最高潮とも言える瞬間だった

しかし、近年は成績が振るわず、防御率4点台という厳しい成績に悩まされていた

清水はその姿を近くで見ており、同時に自身も20年以降、4年連続で50試合以上に登板してきたものの、昨季はわずか17試合の登板にとどまった

そんな中でも、石山の努力と不屈の精神は清水にとって大きな刺激となり、彼の再起への意欲をかき立てている

清水の決意

「石山さんのように、ちゃんとした練習を重ねれば再び良いポジションで投げることができると感じました」と語る清水

彼にとって、石山は「近くて遠い存在」とし、今後は「石山さんを抜きたい」という気持ちも抱いているという

清水は、試合中に「石山さんにつなぐ気持ち」だけではなく、「その先に行く気持ち」も持ち続け、さらなる成長を目指している

清水昇選手が先輩から受けた刺激や学びを通して、今後の成長への強い意欲を示したことは、多くの野球ファンに希望を与える。特に、自己努力の重要性や先輩の偉業からの影響は、若い選手にとって励みになるだろう。
キーワード解説

  • セーブとは?試合終盤、チームがリードしている状態で投手が登板し、失点を許さず試合を勝利に導くこと。
  • ホールドとは?リリーフ投手が試合の流れを維持しつつ、チームが勝つための役割を果たすことを示す指標。

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