その理由は、テコ入れされた打線にあったと言えるでしょう
ソフトバンクは、今季の試合で不振に陥っている山川穂高が4番を務めたものの、5月15日の西武戦から務めてきた中村が3番へと移動し、代わって4番には1軍復帰から4試合目の近藤が昇格しました
また、5月15日から5番を任されていた柳町も2番打者に昇格し、得点力の向上を狙った打順で試合に挑みました
ただ、試合後の小久保監督の発言によると、実際には打順を組む理由は特定の投手に対するものであったことが明らかになりました
藤井に対しては今季これまで2戦1敗、対戦防御率0.00という苦戦があり、これが打順変更の要因となったそうです
監督は「今後の打順はまた考えます」とコメントしています
試合前の時点では、1番の周東が出塁率3割9分8厘、2番の柳町が4割2分7厘、3番の中村が3割6分4厘という高い数字を残しており、好打者の近藤が4番で控える構成となっていました
実際のプレーでは、6回に柳町と近藤の安打によって2死一、二塁のチャンスを作り出しましたが、5番の栗原が中前打を放ったところで、中堅手辰己の好返球により本塁生還が阻まれる結果となりました
1番から5人の左打者が並ぶ打順には課題が残りますが、主砲の山川が復調するまでの間、この打順は効果的かもしれません
交流戦ではどのような打順を組んで巻き返しを図るのか、注目されるところです
今回の試合はソフトバンクにとって厳しい結果でしたが、打線の再編により得点力を向上させようとする試みは評価できます。特に、打順の変更は藤井攻略への一手と考えられ、今後の試合展開に期待が持てます。山川の復調や交代選手の成長が鍵となるでしょう。
ネットの反応
今回のソフトバンクの打線に関するコメントは、出塁率の高い選手を上位に配置した打順に対する評価や、選手の調子、戦術に関する意見が中心です
特に、左打者が5人並ぶ点を心配する声もある一方で、今宮選手の復帰を期待する意見もあり、調子に応じた打順の工夫の必要性が強調されています
また、苦手なピッチャーに対する対策が不十分ではないかと指摘するコメントも見受けられます
打線の固定や、選手の役割分担についても多くの意見があり、特に柳町選手のスタメン固定に関する意見は、彼の能力を最大限に引き出すために重要であると示唆しています
コメントの中には、実践における戦術を考慮すべきとの意見もあり、単なる勝利だけでなく、センスあるプレーによる得点方法を重視する姿勢が伺えます
全体を通じて、ソフトバンクの打線に漂う「得点の香り」を実現するためには、より一層の工夫と戦略が必要であるとの認識が広がっています
ネットコメントを一部抜粋
1番から左打者が5人も続く並びは課題だが、別にいいやろ。
「香り」が良くても、焼肉は食べなければ何にもなりません。
打順云々以前に苦手なピッチャーが多いよ。
実戦において、起きうる出塁パターン毎にどのような戦術を取り得るか想定して組んではどうか?
交流戦は是非、打順の固定をして臨んでほしい。
キーワード解説
- 零封負けとは?:試合で得点を全く取れずに敗れることを指します。特に野球では相手チームにゼロのまま勝たれることを意味します。
- 打順とは?:野球において、選手が打席に立つ順番のことを指します。打順はチームの戦略に直接影響を及ぼします。
- 出塁率とは?:打者が出塁する確率を示す指標で、安打、四球、死球による出塁回数を打席数で割った数字です。高い出塁率は攻撃力を示します。

