プロ野球選手の厳しい現実:一軍昇格も短命に終わった近藤廉選手

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プロ野球の世界では、選手たちは一軍に生き残るために熾烈な戦いを繰り広げています

特に二軍で好成績を収め、期待を背負いながら一軍に上がった選手でも、その壁に跳ね返され、登録抹消となることも少なくありません

今回は、2023年に昇格したものの、結果を残せずに抹消となった近藤廉選手について取り上げます

近藤廉選手のプロフィール

・投打:左投左打
・身長/体重:180cm/93kg
・生年月日:1998年9月22日
・経歴:豊南高 - 札幌学院大
・ドラフト:2020年育成選手ドラフト1位近藤選手は2020年に育成選手ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団

ルーキーイヤーには支配下登録を勝ち取り、一軍デビューを果たしましたが、同年は2試合の登板に留まりました

翌2022年には左肩痛に苦しみ、一軍登板はありませんでした

2023年、近藤選手は二軍で46試合登板し、3勝1敗、防御率2.09の好成績を残して復帰

開幕からのアピールにより、再度支配下に戻り一軍昇格を果たしました

しかし、5月1日の阪神戦ではプロ初ホールドを挙げたものの、同月4日の広島戦で2失点を喫し、結果的にわずか3試合の登板で一軍登録を抹消されました

なぜ一軍は厳しいのか?

プロ野球では選手の実力が求められるため、一軍の試合は非常にレベルが高いです

選手たちは特にプレッシャーがかかる場面に直面し、コンスタントに結果を出さなければ生き残れない厳しい環境に置かれています

このような状況から、一度昇格した選手でもすぐに結果が出ないと、チャンスを失うことが多いのです

近藤廉選手のケースを見ると、プロ野球の選手がどれほど厳しい状況に置かれているかがよくわかります。期待を背負って一軍に昇格しても、パフォーマンスが求められるため、すぐに結果が出なければ抹消されるリスクが常に付きまとうのです。彼の今後のさらなる成長を期待したいと思います。
キーワード解説

  • 育成選手とは?:育成選手は、プロ野球チームが育成目的で契約した選手のことです。通常の選手とは異なり、正式な契約選手よりも契約条件が緩やかであり、試合出場の機会が限られることが多いです。
  • 防御率とは?:防御率は、投手が1試合あたり何点失点をしているのかを示す指標です。この数値が低いほど、投手のパフォーマンスが良いとされます。
  • ホールドとは?:ホールドは、試合でリードを保ちながら投手が登板し、無失点で2イニング未満の登板を果たした場合に与えられる記録です。中継ぎ投手の重要性を示す指標でもあります。

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