長嶋茂雄さんの死去を悼む黒江透修氏、巨人V9時代の絆を語る

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2025年6月3日、元プロ野球選手で「ミスタープロ野球」と称された長嶋茂雄さんが89歳で肺炎により亡くなったという悲しいニュースが伝えられた

彼の訃報を受け、長嶋さんと三遊間で名コンビを組んだ巨人の名遊撃手・黒江透修(86)さんは、彼の人柄を語りながら、深い感傷を表明した

長嶋さんとの特別な関係

黒江さんは、長嶋さんとのコンビ時代を振り返り、「ただただ残念です」と声を絞り出し、長嶋さんの温かい人柄に触れた

「大スターでありながら、決して偉ぶらず、僕が良い守備をした時には本当に喜んでくれた」と述べ、長嶋さんの謙虚さと優しさを強調した

共に掴んだ栄光

長嶋さんと黒江さんは、1967年に巨人に入団した黒江さんが遊撃手のレギュラーを奪取した後、三塁守備の長嶋さんとのコンビを形成した

「特に指導らしい指導はなく、ただ『お、クロちゃん、よろしく頼むよ』と言われたくらいでした」と黒江さんが語るように、長嶋さんとの関係は非常に自然であった

守備の素晴らしさ

黒江さんは、長嶋さんの守備を「本当にかっこよかった」と称賛し、その派手なプレーだけでなく、堅実で高い基礎技術も評価した

「守備位置のやりとりも頻繁にあり、互いに気遣い合う良き関係でした」と語り、チームワークの重要性を再認識させるエピソードが収められている

現役引退後も続く絆
長嶋さんは現役引退後も巨人の守備・走塁コーチ補佐として活躍し、その指導スタイルはあまり細かくなく、ざっくばらんにチームをまとめるものであったと黒江さんは述べた

二人の友情はフィールドの外でも続き、黒江さんは「試合後のインタビューをお願いすることもあった」と懐かしさを思い起こした

黒江さんが長嶋さんに最後に会ったのは「思い出せないほど前」で、「もっとお話しすればよかった」と悔いを表し、長嶋さんとの思い出を語った

「あんなに素晴らしい人と一緒に三遊間を組めたことは、本当に幸せでした

もう少し長生きしてほしかった」と涙を浮かべて語った

長嶋茂雄さんの死去は、日本のプロ野球界において大きな出来事であり、多くのファンや選手から深い悲しみが寄せられています。黒江透修さんのインタビューを通じて、長嶋さんの人柄や思い出が鮮明に語られ、彼の偉大さを再認識させられました。
キーワード解説

  • 肺炎とは?体内に細菌やウイルスが侵入して、肺が炎症を起こす病気です。特に高齢者や免疫力が低下している人に多く見られます。
  • 遊撃手とは?野球のポジションの一つで、内野の中央に位置し、主にバッターが打ったボールを処理する役割を担っています。
  • コンビとは?二人または二つのものが組み合わせて、協力し合う関係を意味します。スポーツでは特にプレイヤー同士の連携を指します。
  • 基礎技術とは?特定の技術を習得するために必要な基本的な技術や知識を指します。プロスポーツ選手にとっては、非常に重要な要素です。

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