オリックス・エスピノーザが17試合ぶりの勝利を挙げる

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ファンに感謝を伝えるオリックス・エスピノーザ(撮影・須田 麻祐子)長かった我慢が、ようやく報われた

オリックス・バファローズのエスピノーザ投手が、今月5日の広島戦(京セラドーム大阪)で昨年7月7日の日本ハム戦以来、自身17試合ぶりとなる勝ち星を挙げた

彼は、白星が付かなかった16試合全てにおいて、チームの援護点が2点以下という厳しい状況からも解放された

お立ち台での「ウレシクテタマラナーイ!オカゲサマデ、カチマシター!」という流暢な日本語での喜びの表現は、ファンに強い印象を与えた

エスピノーザは、来日2年目を迎え、日本への愛情は一層深まっている

昨オフには、首元に「感謝」の二文字をタトゥーとして刻んだ

これは「神のご加護、自分の生きている人生、そして日本という素晴らしい国に感謝」という思いを表現したものだ

また、交流戦期間中に横浜で出会ったチャーハンが大好物となり、カタカナで自分の名前を書くまで日本語も猛勉強中だ

勝ち星から見放されていた期間中、大阪・箕面市の勝尾寺という「勝ち運の寺」で、彼の彼女であるジョスレイさん(29)と共に参拝した

異国の文化に順応しながら奮闘する姿勢と愛嬌ある性格のおかげで、彼はチームメートからも愛される存在となっている

さらに昨オフ、オリックス球団の許可を得て、母国ベネズエラの「カルデナレス・デ・ララ」にも所属し、ウインターリーグのプレーオフで6回2失点の好投を見せ、チームを優勝に導いた理由にも、自国への思いがあった

「ベネズエラで投げることが大好き

家族の一部は日本に来て僕の投球を見ることができるけど、祖父や祖母など、来られない人たちに見せたい」という思いがあった

家族への思いからも、海外で「助っ人」として活躍する人の心の強さが垣間見えた

彼は「ベネズエラで優勝したので、日本でも優勝したい

チームを助けるために、勝てるだけ勝ちたい」と強く語る

母国と日本への愛を胸に、エスピノーザは白星の量産に向けて腕を振るい続けるだろう

エスピノーザ投手が17試合ぶりに勝利したことは、彼自身の努力の成果とともに、日本での彼の存在感を改めて示した。この勝利が、今後の彼のプレーにも良い影響を与えることを期待したい。彼の人柄もチームメイトから愛される理由の一つであり、今後も楽しみな選手である。
キーワード解説

  • エスピノーザとは?ベネズエラ出身のプロ野球選手で、オリックス・バファローズに所属しています。彼は投手として活躍し、来日2年目を迎えました。
  • 勝ち運の寺とは?大阪の箕面市にある寺院で、勝利を祈願する人々が多く訪れることで知られています。特に野球選手にとっては縁起の良い場所とされています。
  • ウインターリーグとは?南米やアメリカなどで行われる冬季の野球リーグで、選手がプレーする機会を得る場と言われています。このリーグでエスピノーザは母国のチームに所属していました。

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