阪神が延長十回にサヨナラ勝ち、配球の違いが勝敗を分ける

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「阪神1-0オリックス」(6日、甲子園球場)で、阪神タイガースは延長十回に木浪選手の適時打で今季2度目のサヨナラ勝ちを収めました

試合は両チームの先発投手が素晴らしい投球を披露し、息詰まる投手戦になりました

デイリースポーツの評論家である西山秀二氏(57)は、両軍のバッテリーの配球が勝敗を分けたと分析しています

配球の重要性

配球とは、捕手が打者の特性や投手の球種を考慮してボールの投げ方を指示することです

打者心理という見えない部分を狙う戦略が、配球の面白さでもあり、難しさでもあります

阪神バッテリーの「逆算の攻め」

阪神の先発・村上投手と捕手・坂本選手は、八回2死二塁の場面で代打・森選手をカウント2-2から外角直球で見逃し三振に抑えました

この戦略は、フォークボール選択肢もある中で、逆算的に攻める形になったため、さらに効果的でした

オリックスの対応の遅れ

一方、オリックス側は延長十回に木浪選手に対して、チェンジアップで空振りを奪ったものの、続けて投げた変化球でボールとなり、木浪選手が変化球への警戒心を高めてしまいました

この時に直球を挟む選択肢があれば、結果が変わったかもしれません

明暗を分けたのは配球の奥深さでした

この試合は阪神とオリックスの熾烈な戦いを象徴するものでした。両チームの投手陣が互いに譲らない中、配球が勝敗を分ける重要な要素であることが再確認されました。特に、阪神の戦略が勝利に結びついたことが強調され、今後の試合においても配球の重要性がますます注目されることでしょう。
キーワード解説

  • 配球とは? 捕手が打者や投手の特性を考え、ボールの投げ方を指示することを指します。
  • サヨナラ勝ちとは? 試合が延長戦に入った場合、最後の回に得点して勝利を決定することです。
  • 投手戦とは? 両チームの投手が素晴らしいピッチングを見せ、得点が非常に少ない試合を指します。

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