阪神タイガース・金村コーチが語るファイターズ戦の手応えと今後の展望

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 交流戦でファイターズと対戦した阪神タイガースの金村曉投手コーチに、試合の印象やファイターズの投手陣、打線について、そして自身の経験を基に戦い方を伺いました

両チームがしのぎを削る中での手応えや、秋の日本シリーズに向けた意気込みについてのインタビューをお届けします

ファイターズとの対戦で感じた心理戦と投手陣の強さ

金村コーチはファイターズとの交流戦について「新庄監督が戦い前から仕掛けている心理戦が印象的だった」と振り返り、事前の準備を整えたうえでの接戦であったと述べています

特に1戦目と2戦目は非常に緊迫した試合で、どちらが勝ってもおかしくない展開だったと語りました

「特に印象に残ったのは斎藤友貴哉投手です

彼はあらゆる面で成長を感じさせるピッチングをしました

ファイターズ全体の投手力は非常に充実しており、今年の成績にも反映されています」と金村コーチは高く評価しました

データ不足を逆手に取った打線対策と今後への展望

交流戦ならではの「データ不足」の影響にも触れ、「同一リーグとは違い、対戦回数が少ないため、最初から積極的に攻められた」と分析しています

またこのデータ不足を逆手に取った対策も行っていることを示唆しました

さらに、DH制に関連するセ・リーグとパ・リーグの違いについても言及

「セ・リーグでは打順が影響し、良いピッチングをしていても代打を送らなければならない場面が出てくる」と説明しました

秋の日本シリーズへの意気込みについては、「再びファイターズと戦いたい」と語り、まずは目の前の試合に集中しつつ、さらなる頂点を目指す姿勢を見せました

今回のインタビューからは、金村コーチがファイターズとの接戦を通じて感じた手応えや、投手陣の強さに驚いている様子が伝わってきました。また、データ不足をどう活用するかといった戦略面にも言及しており、秋の日本シリーズに出場するための準備が進められていることが分かります。コーチの言葉からは、チームとしての成長への意欲が見て取れました。
キーワード解説

  • 心理戦とは?試合や交渉などで、相手の考えや行動を読み合い、逆に相手を操作しようとする戦術のことです。
  • 投手陣とは?野球チームにおいて、投球を担当する選手たちの集まりを指します。試合の流れを大きく変える重要な役割を果たします。
  • データ不足とは?対戦相手に関する情報が十分に集まっていない状態を意味し、特に交流戦のような場合において、打者や投手の特徴を把握するのが難しくなります。
  • DH制とは?指名打者制度の略で、投手の代わりに打席に立つ選手を指定できる制度です。特にアメリカンリーグで採用されており、戦術が変わります。

SNSでもご購読できます。