広島・床田寛樹投手が西武相手に6勝目、完封は逃すも圧巻の投球
「広島5-2西武」(7日、マツダスタジアム)で、広島東洋カープの左腕エースである床田寛樹投手(30)が、114球を要する熱投を見せ、今季6勝目を獲得しました今試合では4度目の完封が期待されましたが、9回に失点を喫し、完封は逃す結果となりました
それでも、床田はこの試合で5度目の完投を達成し、両リーグの投手の中でも1位という素晴らしい記録をマークしました
床田はこの試合、両リーグで防御率がトップの西武・今井投手に投げ勝つ結果を残し、チームは連勝で5カードぶりに勝ち越しを決めました
試合は始まるやいなや、マツダスタジアムは床田の投球を期待するファンの応援に包まれました
床田は試合後、冷静な口調で「最後以外は良かったと思いますが、勝てて良かったです」と振り返りました
床田は打たれ方についても述べており、四回までの投球は1安打に抑えたものの、最後の回では相手打線に打たれ、完封を逃したことにはさすがに苦笑いを見せました
「初めての3連打はちょっとショックでした」と心境を語りながらも、「それでも勝てたことが一番でした」と話し、チームへの責任感を見せました
また、投手と捕手のコールに関して、床田は「ここぞという場面以外はサインには振らない」とし、自身の投球哲学を話しました
これは、捕手への信頼とか、自分に迷いを持たせないための覚悟から来るものと考えられます
試合のクライマックスは8回の2死二塁という場面で、西川選手に対して選択したスライダーによるストライクは、冷静な判断力の表れでした
過去に完投を成し遂げた左腕の床田は、今年こそは10完投が射程圏内であると感じており、さらなる飛躍を期待させる投手です
床田投手の圧巻の投球は、チームに勢いをもたらしました。完封こそ逃しましたが、彼の投球術や心理戦に裏打ちされたパフォーマンスは、ファンを魅了し続けています。これから更なる記録を打ち出す期待が高まります。
キーワード解説
- 完封とは?: 完封とは、投手が相手チームに得点を与えずに試合を投げきることを指します。この投球は非常に評価され、選手の実力を示す重要な指標の一つです。
- 防御率とは?: 防御率とは、投手が自責点を相手に与えた回数を基に算出される数値で、投手の成績を示す重要な指標です。数字が低いほど、相手チームに得点を与えていないことを示します。
- 完投とは?: 完投とは、投手が試合の全ての回を投げきることを指します。これは、信頼されるエースピッチャーの証であり、体力と持久力を必要とします。

