延長戦の末、まさかの押し出し死球で最下位のロッテに敗北し、巨人は今季ワーストタイの4連敗を喫する結果となった
クラブにとって「天国の長嶋茂雄さんへ勝利をささげる」ことが目指されたが、それを果たすことはできなかった
この試合は巨人にとって非常に悔しい結末となった
サヨナラ負けは今季3度目であり、押し出し死球によるサヨナラ負けは2011年5月14日、広島戦以来である
また、延長戦でのサヨナラ負けは2010年8月10日のヤクルト戦以来、実に15年ぶりであった
試合は巨人の先発右腕・山崎が3回にスローカーブを放り込まれ、藤原に先制ソロを浴びる形でスタートしたが、その後は9回3安打1失点という素晴らしい投球を見せた
しかし、打線が山崎投手を援護できず、得点は5回の吉川の同点ソロのみという結果に終わった
8回には門脇がバント安打で出塁し、さらに二盗を成功させた
負傷交代した若林に代わり出場したオコエも四球を選ぶなど、得点機を広げたものの4番のキャベッジが凡退し、得点には結びつかなかった
延長10回には再びチャンスが到来したが、オコエが二塁へのインフィールドフライ、泉口が右飛に倒れ、勝ち越しを逃してしまった
そしてその裏、2番手の右腕・大勢が無死満塁のピンチを招き、最後は高部への4球目が死球となり、まさかの押し出しでサヨナラ負けを喫することに
この試合は、巨人が明らかに試合全体を支配していたが、一瞬の隙を突かれ連敗を積み重ねてしまったことが印象的です。特に延長戦でのサヨナラ敗北は非常に痛手です。今後どのように立て直すのか、監督や選手たちの奮起が期待されます。
キーワード解説
- 押し出し死球とは？押し出し死球は、打者が投球を避けようとした際に、四球となるべき球が、実際にはボールの進行方向に身体が動いてしまい、その結果として打者が一塁に進むことを指します。特にサヨナラの場合は、勝利が確定する重要な場面となります。
- 延長戦とは？延長戦は、試合が規定のイニング数を終了した後も同点の場合に行われる追加のイニングです。ナイターと呼ばれる夜間の試合では照明が必要なため、試合の長引きにも影響が出ることがあります。
