特に注目されたのが、森下翔太外野手（24）の10号3ランホームランと佐藤輝明内野手（26）の17号グランドスラムのアベック弾だった
この勝利により、阪神はセ・リーグだけでなく交流戦でも単独首位を維持している
関西ダービーの通算成績も36勝35敗3分けで、阪神が白星先行となっている
試合のハイライト
スポーツ報知の評論家である金村義明氏（61）は、佐藤輝の修正能力を称賛した第3打席まで不調だった佐藤輝が修正して成長を見せた場面があった
森下の3ランホームランによって試合の流れが作られ、その後の8回1死満塁で佐藤輝が放ったグランドスラムは特にインパクトが大きかった
バックスクリーン右に飛び込む鮮やかな一発だった
佐藤輝の成長
佐藤輝は今季の成績において、ひと皮どころかふた皮むけたと感じられている昨年までは好不調の波があったが、今年は試合中に工夫していく姿勢が見える
その中で、ボール球を見極め、力の抜けたスイングで打球を飛ばす技術を覚えつつある
第3打席では、右肩が開いたスイングで外角スライダーを引っかけ、一ゴロに倒れるなど不安定な部分もあったが、最後の打席でのホームランはその修正の成果であった
ONコンビの期待
金村氏は、森下と佐藤輝のコンビが「ONコンビ」のようにチームを牽引する期待を寄せているONコンビとは、かつての巨人の長嶋茂雄選手と王貞治選手を指し、2人がチーム内で競い合うことで得られた相乗効果のことを意味する
森下と佐藤が本塁打や打点のタイトルを争うことで、阪神の打線がさらに強化されることが期待されている
鉄壁の投手陣
首位快走の最大の要因は、阪神の鉄壁な投手陣にあるしかし、佐藤輝と森下の強打のコンビが加わり、さらに強力なチームとなっていることは間違いない
今後の試合でもその活躍が期待される
阪神タイガースの今季の成長を体現する試合内容が展開された。特に佐藤輝選手の修正能力が目立ち、今後さらなる成長が期待される。森下選手との連携も見逃せない。
キーワード解説
- 満塁本塁打とは？ 試合中の得点を最大化するために、満塁（走者が全ての塁にいます状態）でホームランを打つことを指します。これにより、一度に4点が加算されます。
- アベック弾とは？ 同じチームの選手が連続してホームランを打つことを意味します。特に重要な試合で、2人が続けて得点することは、チームの士気を高めます。
- 修正能力とは？ 打席での判断やスイングを試合中に変えることができる能力です。これにより、選手は不調から脱し、良い結果を生む可能性が高まります。
