阪神、四球攻勢で見事な勝利を収める

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<日本生命セ・パ交流戦:日本ハム1-7阪神>◇5日◇エスコンフィールド エスコン・フィールドに足を運んだ虎党は大喜びだった

もちろんテレビ観戦などでチェックしていたファンも同じだろうが、阪神は交流戦スタートにおいて、敵将・新庄剛志率いる難敵・日本ハムに大勝を収め、勝ち越しを決めた

そして、この試合の主役は記念弾を放った佐藤輝明である

試合を決定づけたのは、なんといっても1回の攻撃における“四球攻勢”だ

阪神の選手たちはいきなり三者連続で四球を選び、先制点は5番・大山悠輔が獲得した押し出し四球から生まれた

この日、日本ハムの先発細野晴希は調子が悪く、阪神の強さはこの「四球」にも起因している

阪神は5回までに近本光司が3四球を選び、ヤクルトのサンタナを抜いて24四球として四球数ランキングで3位に浮上した

また、この日1四球を選んだ中野拓夢と大山悠輔がそれぞれ25四球で1位と2位を占め、この時点でセ・リーグの四球数ベスト3が阪神の選手によって独占されることとなった

さらに、阪神打線はこの試合で計8四球を選び、チーム全体の四球数は166

これはリーグ・トップである

四球は出塁率にも影響を与えるため、今後の試合においても重要な要素となるだろう

阪神ファンにとって印象的なのは、前監督で現在オーナー付顧問の岡田彰布が、年俸査定において「四球」と「安打」を同等に扱うことをフロントに進言したことである

これにより、昨年2023年は日本一に輝くことができた

藤川球児監督となった今も、岡田の施策は現場でしっかりと活かされている

総合コーチの藤本敦士は、「四球数そのものは気にはしていませんが、出塁率に繋がりますから」と述べる通り、選手たちは相手投手に楽をさせないために積極的にプレーしている

華々しい勝利の裏には日々の地道な努力があることを再認識させる試合であった

阪神は現在、最多タイの「貯金11」を達成している

阪神タイガースの試合は、四球攻勢によって大勝し、選手たちの地道な努力が結果に結びついたことが非常に印象的でした。特に四球の重要性を強調した試合であり、出塁率につながる要素として今後も注目されるでしょう。長いシーズンを見据えると、選手たちの意識が変わったことはチーム全体に良い影響を与えると考えられます。
キーワード解説

  • 四球とは?プロ野球における四球は、投手が打者に対し4回ボールを投げ、ストライクゾーンに入らないために与えられる出塁の機会です。これにより打者は無条件で一塁に進むことができます。
  • 出塁率とは?出塁率は、打者が打席に立った際に出塁した割合を示す指標で、安打、四球、死球などがカウントされ、攻撃力の指標とされています。
  • チームの貯金とは?野球における貯金は、勝利数から敗北数を引いた数字のことで、チームがどれだけ勝ち越しているかを表す重要な指標です。

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