このような新人の1軍練習参加は毎年恒例となっており、彼らは一流の投手からのエキスを取り込もうとしています
参加したのは、ドラフト3位の狩生聖真（18、佐伯鶴城）、同5位の篠原響（18、福井工大福井）、育成1位の冨士大和（18、大宮東）、同3位の佐藤爽（22、星槎道都大）の4投手です
広畑塁・人財開発担当は「1軍と2軍の施設が近いところがメリット」と説明し、今回の練習の意義を強調しました
練習では、4投手はアップから参加し、1軍の投手たちと共にキャッチボールやトレーニングを行いました
特に、篠原はイースタン・リーグで8試合に登板し3勝2敗、防御率2.17という成績を残しています
彼は「投げ方もダイナミックで参考になりました
これからファームで結果を残し、1軍の選手と一緒にやれるように頑張りたい」と意気込みを語りました
また、186センチの長身左腕である冨士も、ブルペンでの高橋投手の投球練習を視察し、「1人1人が自分のことに集中している姿を見て、自分も生かせれば」と感じたそうです
同じく左腕の佐藤は、「武内夏暉さんとキャッチボールをして、軽く投げても自分が全力で投げたくらいの球を投げていた
越せるように頑張りたい」と、新たな目標を立てました
一方、狩生は「アップの段階から1人1人が入念な準備をしていたことが、1年間1軍で戦い抜くために必要だと感じました」と、準備の大切さを実感していました
広畑人財開発担当は、「今回は投手ですが、1軍選手の試合前の動きや準備、先発投手が投げる前の雰囲気を感じ取ってもらうことが目的であり、彼らが今の自分とのギャップを認識し、今後の手本にしてくれることが期待されています」と話し、若手投手への期待を寄せました
このニュースは、西武ライオンズの新人投手たちが実際の1軍の環境でどのように学び、成長しようとしているかを示しており、将来のチームの主力となるであろう彼らの頑張りに期待が高まります。若手選手がプロの先輩から刺激を受け、成長の過程を経ていく姿は多くのファンにとって感動的で、今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- 新人投手とは？：プロ野球チームに所属する新しく加入した選手たちのことを指します。特にドラフトで選ばれた若い選手が多いです。
- エキスとは？：他の優れた選手や先輩から得られる技術や知識のことを言います。この場合は、一流の投手からの学びを指します。
- ブルペンとは？：投手が試合中に投げるための練習を行う場所で、一般的には試合のサイドラインに設けられています。
- 防御率とは？：投手が登板した際に、自責点（自分のミスで得点された点数）がどれくらいかを示す指標で、低い数字ほど優れた成績です。
